Le Mange-Tout
先日、第3回辻静雄食文化賞専門技術者賞を受賞された
谷昇さんのレストラン、ル・マンジュ・トゥーでの食事の席に
お誘いいただいて、久しぶりにフランス料理を堪能しました。
シェフのおまかせ料理を、まさにLe Mange-Toutとは
こういう意味なのかなと考えながら、すべて美味しくいただき、
サーヴされたパンも、気づけばお代わりしていました。
料理がおいしい店が、パンもおいしいかというと、必ずしも
そうではないけれど、パンがおいしい店は料理も必ずおいしい。
帰り際に谷さんに伺ってみると、初めて志賀さんのバゲットと
出合った時、自分の(料理に合わせる)パンだと思った、と。
同席の3人に比べ、フランス料理の味覚の経験はそう多くない
わたしだから、さまざまな色や香りや質感や味わいのソースを、
初めまして、と味わいながら一口ごとに感動し、発する言葉を
捜すこともできないで、ただ食べることに集中していました。
体感する、贅沢なひとときでした。
来週、志賀さんにお会いするので、楽しみなお土産話となりそうです。