3人のシェフによるパネルディスカッション

産業貿易センターで開催されたカネカ食品グループの展示会

「フードフェスタ2012」にて、山﨑豊さん、ツオップの伊原靖友さん、

オーベルニュの井上克哉さんによる、東日本復興支援チャリティー

講演会の司会進行役を務めました。

山﨑シェフらによるチャリティー講演会は5回目になります。

今回は彼ら、職人さんたちにパンを焼かせずに話をしてもらう、

ということで、企画の段階ではいろいろ悩みましたが、

始まってみればなんとも楽しく、勉強になる2時間でした。

3人のシェフとは付き合いも長く、信頼関係があったので、安心して

臨むことができました。ほんとうに、ありがたいことです。

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進行は、受講者から集めた質問に、ディスカッションしながらお答え

いただくかたちをとりました。

人気繁盛店になるために必要なこと。一番の自信作。最も売れるパン。

開発秘話。ロス対策。こだわり。魅力的な商品とは。今後の展望。

……質問は、ありがちな言葉群。

彼らは人気店の現場に携わっていたり、ヒット商品を生み出していたり、

他にはない、素敵なものを持っている職人さんたちには違いないけれども、

たとえば、「こだわり」なんて、ためしに聞いてみたらわかるけれど

「ない」のである。というか、自分で「自分のこだわりはこれです」

なんてことを言うセンスを持ち合わせていないのである。

けれど、それぞれのこだわりが、わたしには、よく見える。

なぜならば、彼らと話をするから。話をすれば、それが見える。

ならば、あれこれ話をしてもらった今回、ほんとうに耳を傾けていた

受講者には、彼らのこだわりが聞こえたに違いない、と思っています。

受け答えをしたり、つっこみをいれたり、さらなる質問を重ねたり、

ちょっと入りこんでしまう場面もありました。おもしろかったから。

受講者の方々も、何か日々の仕事のヒントをつかんだり、

楽しんでいただけていたら、と思います。

被災地への寄付金は12万円集まりました。

5時起床、1時就寝の日々で、疲れているはずなのだけれど

元気になりました。終了後、今後の活動についてなど、3人とわたしで

さらに5時間ほど熱くディスカッションできたことは、頑張ったご褒美かな。

よい一日でした。お会いできた皆さまに、感謝。

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偶然居合わせた、ユイちゃんも一緒に。