FAUCHON LA BOULANGERIE 秋冬コレクション
2012年10月、日本上陸40周年を迎えるフォションの日本×フランスのマリアージュ的な新商品がフランス大使館で発表されました。
2008年にパリ本店でエクレアウィークエンドというフェアが始ってから、2日で5000本販売するなど、その美しく斬新なデザインのエクレアに注目が集まるフォション。ブリジッド・バルドーや日本の浮世絵がプリントされたエクレアが話題になりましたが、10月17日から葛飾北斎の富嶽三十六景(カスタードクリームにエシレバター)やモナリザ(アーモンドミルク入りチョコレートクリーム)のエクレアが店頭に並びます。
さて、パンはといえば、昨年のクロワッサン・ティグレのビジュアル的な衝撃が、記憶に新しいところ。
今年はティグレ(虎)からレオパール(豹)へ。
カボチャ×抹茶×クレームダマンド、カボチャ×マロンペースト×クレームダマンドのクロワッサンが9月26日から販売されます。(252円)。
わたしの注目はCampagne aulevain et miso rouge(カンパーニュ・オ・ルヴァン・エ・ミソ・ルージュ)(1050円)。
10月10日から発売です。
フランスの小麦粉、水、塩に八丁味噌を加えたカンパーニュ。「味噌と言ってもただの味噌じゃないですよ、八丁味噌です」とフォションのエグゼクティブシェフのニコラ・ジャンベールさん。味噌にも塩分があるので、製パン的にはその調整が大変だったそうですが、フランス人になくてはならない日々のパンと日本人の日々の味噌、同じ発酵食品同士のマリアージュ、なのだそうです。香りがとてもいい。おすすめいただいたサーモンや無塩バターとの相性抜群、と思いました。
赤味噌はミソ・ルージュなんだね、と意識したらふっと思い出したのは、今とてもホットなパン屋さん、ゴントラン シェリエ。彼もパン オ セーグル オ ミソ、を作っていましたね。フランス人に味噌パンブームかも?