マントヴァのふたりの姫の運命とふたつのパン

パンの文化研究者、舟田詠子さんから、講演会のお知らせです。

舟田さんからのメッセージ

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めずらしく雪の復活祭を迎えるウィーンから、講演のお知らせをお送り

します。テーマは

マントヴァのふたりの姫の運命とふたつのパン」

マントヴァはイタリアのルネサンスの町。吹き出したくなるような可愛いパンのある町ですが、なにより、ベルディのオペラ「リゴレット」の舞台で、また、「ロミオとジュリエット」にも登場する町でもあります。このマントヴァに、ヨーロッパでも指折りの、ルネサンス様式の美しい宮殿があるからなのです。

この宮殿に育った二人の姫姉妹が、15世紀後半、アルプスを越えて、ひとりはドイツへ、もうひとりはオーストリアへと嫁がされ、それぞれ領主の奥方となり、その名と姿を歴史に留める事になりました。実はこの姫たちの嫁ぎ先が、偶然、私がフィールドワークをしてきた二つの地だったのです。その嫁ぎ先のパンもまた、ブレッツェル、フォハンツェとして今日まで名を留めていることは感動的です。当時の姫達の暮らし、婚礼の様子、そして婚家での暮らしなどに、私のフィールドワークと、歴史に残された絵画から、光を当ててみたいと思います。スライドもたくさん用意しましたので、ぜひお出かけください。

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講演テーマ:マントヴァのふたりの姫の運命とふたつのパン

日時:4月23日 19時~

場所:上智大学ソフィアンズクラブ(四谷)

会費:3000円 (お茶と姫のパン付き)

お申し込み:舟田詠子さんまで、メールにて先着30名さま

        pan8@mac.com

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舟田詠子 パンの世界へ