第10回メープルスイーツコンテスト、グランプリはパン部門から

第10回メープルスイーツコンテストの表彰式が10月28日、カナダ大使館で行われました。


パンとお菓子の応募総数130作品中から、菓子部門の優勝はアンダーズ東京の細谷由実さんの”Allees d' erable”。

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ケベックの街並みをイメージしたという美しい造形で、メープルと相性の良いバナナ、ノワゼットを使用。メープルをキャラメルにして苦みを出すなど、工夫されています。

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パン部門の優勝はCLUB ANTIQUEの城所聡さんの「リンゴとくるみのメープルカンパーニュ」。クルミとリンゴ入りのハード系のカンパーニュにメープルシュガーの甘味。甘味だけではなくて劣化も遅らせる効果があるといいます。香りのいい木型で焼かれています。「リンゴとくるみのメープルカンパーニュ」はCLUB ANTIQUE全店で来年1月に販売が予定されています。

 

そしてグランプリはパン部門から、Shangri-La Hotel東京 野口ゆきえさんの「ケベックのクリスマス」が受賞されました。

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リース型に焼いたシュトレンは、ラム酒とシナモンで子供から大人まで楽しめる親しみやすい風味にし、生地にはメープルのマジパンがくるくると巻き込まれています。
このクリスマスにはShangri-La Hotel東京での販売が予定されています。

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今回の審査員は木村成克さん(ラ・ヴィエイユ・フランス)、川村英樹さん(アテスウェイ)、梶山浩司さん(東京製菓学校)、志賀勝栄さん(シニフィアンシニフィエ)、本田修一さん(グランドハイアット東京)。入賞の菓子部門5作品、パン部門4作品はそれぞれ僅差で選ばれたそうです。

今年で10回目を迎えるコンテスト。50種類もの微量元素を含むといわれるメープルシロップでつくられるスイーツは、さまざまな可能性を秘めていそうですね。

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