とにかく、つくり続けること。どんなことがあっても。

このひと月。冬から春へのあいだ、いろいろなことがあって
もうひと月も経ってしまったんだなぁと思う。
昨日、取材先で聞いた職人の言葉が心にしみる。

とにかくつくり続けることです。
どんなことがあっても、焼き続ける。
それが大事だと思っています。
パン屋は、震災があっても、たとえ親が死んでも
そのことを噛みしめながらでも、パンを焼くんです。
20年、30年と焼いているひとほど、どんな状況でも
そうやってお客さんのために、つくり続けている。
すきなんですよ、つくるのが。

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3月1日に父が倒れて、わたしのひと月は夢のように過ぎた。

家族に不幸があった、わけだけれど、
それが「不幸」というものなのかはわからない。
半世紀ほど、ずっと幸せだったのだ。
だからいま、ひどくかなしいだけだ。

日々は、それほど不幸ではない、と思って生きている。
幸せに生きられるように生み育ててもらったのだ。

だから、わたしも、書き続けていこう。

 

3月のBread Journalのブランクをお詫びします。
ここのところの新しい記事はこちらです。

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【パン連載 Vol.13】春の週末は、多摩のパン屋さんに出かけよう
「ぶーるぶーる(Boule Beurre Boulangerie)」でフレンチスタイルのかわいいパンを調達する

http://www.enjoytokyo.jp/style/106423/

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