大好きなNYへ
9月28日からNYに行っていました。
と、3か月ぶりにBread Journalを時系列に更新しようとしています。できるかな?
以下Facebookより。
20年ぶりにして7回目のNYは何もかも初めましてな気分ながら、実際に初めてのことが多く、おもしろく。iPhoneを持って行くとか、Uberを体験するとか、Brooklyn で部屋を借りるとか。かならず訪れる美術館(Anerican Folkart Museum)は展示替えのため閉館中でがっくりでしたが、借りている部屋はFOLKARTや美しい古い家具たちが迎えてくれて、昔訪れたアンティークディーラーさんの家のよう。鬱蒼とした草花にくる虫除けなのか、夕方に戻るとキャンドルが灯っています。とくに観光の予定もなく、普段の生活を並行移動させてそのギャップを楽しんでいます。
そう、洗濯したり、リンゴを買ったりが、楽しかった。20年前と同じに。
After a long flight,we went to Roman's.
最初の夜に行ったROMAN'Sは心地のいい小さなレストラン。
パンはSHE WOLF BAKERYのもの。
香ばしいクラストは薄く、中身はふわっと軽いのにたっぷりのワイルドな旨みがある。
そういえばアメリカの小麦はこんなふうな力強さがあった、と、ちょっと思い出した。
SHE WOLF BAKERYは2009年にこの店の薪窯で始まったそうです。
いまでは、別の場所に工房を構え、市内のレストランに卸し、グリーンマーケットでの販売もしています。
NY産の小麦粉を使っているところが素敵です。
とにかくひどいフライトの後だったので、野菜の味のする野菜や、パンの味のするパンに身体が喜んでいるのがわかりました。ポテトフリタータ、野菜やチーズの前菜、ひよこ豆とレッドペッパーのマリネとブロッコリのパスタなど、お腹に優しそうな食事を、窓際のカウンターで、小雨を眺めながら摂りました。
そのうちにわかに混み始め、立ち飲みの人も。ものすごく賑わっているのに心地いいお店でした。
ここはアンドリュー・ターロウのお店です。アンドリュー・ターロウのことは確か、この本で知りました。
本当に必要なものは何か、考えてみること。自分が口にするもの、身につけるものは、どこで作られどこからやってきたのかを知ること。社会的な責任を大切に考える企業を支持すること。多数のそうした意識の積み重なりが、今のアメリカを少しずつ変えている。
そういうことを感じる旅にもなりました。