バゲットを薄く切って愉しむ
うっすらと期待していた12月の旅はこれでお預けになってしまったが
その代わり、したかった仕事(書くこと!)がどうやらできそうでうれしい。
打合せで、いろいろなひとのパンの愉しみについて語っていて、
そういえば、これはひとが集まるときに使える、と思ったのはカナッペだ。
バゲットを薄く切って盛り、それぞれ、好みのものをのせて食す。
余裕がすこしでもあれば、先に盛りつけておく。
瓶詰めのおいしいものや、ツオップのフィキシングのようなものを
買ってきて、盛りつけてもいいし、自作でもいい。
きょう、思い出した「バゲットにのせるもの」は、
メゾンカイザーの木村さんに教えていただいた、
島唐辛子と桜エビもしくは釜上げシラスと空豆のオリーブオイル炒めや、
料理家の枝元さんに教えていただいたカマボコとしば漬け。
ほら、イマジネーションの翼をひろげたらシンプルなバゲットには、
さまざまなものが乗せられるのですよ。
先日の、ルパンコティディアンでのパーティでは前菜のスタイリングが素敵だった。
さりげなくて、洒落ている。
好きなものを好きなだけ食べられる、その感じも素敵だ。
ちなみにイワシのセビーチェなど、缶詰のまわりをスプーンが取り囲む
というスタイリング。これは難易度の高いお洒落のようだった。
ホームパーティもできそうにない12月、こうしたアイデアは
ある日、夕食のテーブルに出現するかも。
普通のバゲットでおいしい。
気に入っているバゲットならなおよろし。