2010-06-01から1ヶ月間の記事一覧

リュスティックの気泡を食べる

一次発酵後には、丸めも成形も行わない 簡単にいえば、あまり触らないで焼く 切りっぱなしのパン、リュスティック。 触らないから、気泡がたくさん残り、 わたしたちは、その気泡を食べて おいしい、と感じる。 その半透明の薄い膜の持つ やわらかな弾力を愉…

散歩とドーナツ

週末は長い散歩に出かけていました。 途中、ドーナツ屋さんでひと休み。 「はらドーナッツ」は、お豆腐屋さんの豆乳やオカラを 使っているそうだけれど、それらが自己主張しておらず、 どこかやさしい、お母さんのドーナツの味がするところが いいのです。 …

フランス人とバゲット

フランス人はバゲットを買って家に帰る途中、 歩きながらバゲットの端のところをかじってしまう。 フランス人とバゲットの話をすると、必ずといっていいほど その話になります。 焼きたてのおいしいパンの魅力に抗えず、その気持ちに忠実に応える行動です。 …

FAUCHON LA BOULANGERIE

フォションの2010 Autumn Season新作プレス発表会が 青山のOVEで開かれました。 数ヶ月前、フォションのアジア市場の担当シェフ、 ニコラさんにお会いした時、わたしは日本のフォションにおいて もっともっと老舗フォションならではの、本国フランス伝統の …

ヒレかつサンド

たまに、かつサンドのフォルムに魅せられる。 飾り気がなくまじめで、逞しい感じがするかつサンドながら、 お箸で切れるヒレかつサンドは片手でちょいとつまんで、 こぼさずに食べられる。 仕事をしながらでも(しない) 映画を観ながらでも(したい) きも…

夏の朝、世界一の朝食

わたしの朝食は夏も冬もごくシンプルで、 パン以外はほとんど変わらない。 +something goodがいくつかと、 季節に関係あるのはフルーツくらいなのだけれど、 気温が高くなってくると、バターよりオリーブオイルを 添えることが多くなります。 いま、世界一の…

五感で楽しむ、はちみつ教室

はちみつ専門店ラベイユのアトリエで開かれたはちみつデギュスタシオン (テイスティング)の講座に参加しました。 10数種類のはちみつをテイスティングしながら、みつばちの暮らしや、 はちみつが採れるまでの話、蜜源植物や地域によるはちみつの違い につ…

パン・オ・ショック!と「パンなび」@SoftBank

ショック!というより個人的にはデンジャラス。 あまりに魅惑的で。 先日こちらで速報をお伝えしたPAIN AU CHOC!(パン・オ・ショック!) の記事をAll AboutでUPしました。 パン・オ・ショック!(新宿) お知らせをもうひとつ。 コラム『清水美穂子の今週のB…

並んでも買いたいパンの名店17

「女性セブン」初の本格パン特集、なのだそうです。 この仕事の依頼を受けたとき、いつもそうであるように 読者像を想像してみました。 どんな方が読まれているのだろうな? 誌面を見ておいしそうだな!と思った人が、 そのパン屋さんに出かけたとして、 今…

Baking with JULIA

わたしは料理研究家ジュリア・チャイルドという人を 昨年末に公開された映画、ジュリー&ジュリアの中でメリル・ストリープが 演じた姿でしか知らなかったのですが、大好きなことを仕事にし、 それを情熱的に究めていった素敵な人だ、と思っていました。 あ…

First Day of Harvest by JOAQUIN BERAO

Salud,porque belleza sobra. Salud,porque belleza sobra. (あふれんばかりの美しさに乾杯) は、今から5年ほど前の、JOAQUIN BERAO(ホアキン・ベラオ)の クリエーションブックに書いてあった言葉です。 ホアキン・ベラオはスペインのジュエリーデザイナ…

ドイツ菓子の愉しみ

父が先日、退職のサプライズパーティを開いてもらったそうで、 ドイツ人の上司からいただいたというバウムクーヘンを半分 わざわざ送ってくれました。 HOLLANDISCHE KAKAO-STUBEのもの。 それが、素晴らしかったのです。 長いこと愛され続けてきた伝統のお菓…

「パンなび」で今週のBread+

全国のパン屋さん情報を集めた、コンテンツ読み物系、 ユーザー参加型携帯公式サイト「パンなび」が本日 au「EZweb」でリリースされました。 SoftBank「Yahoo!ケータイ」では6月16日から。 今後はNTT Docomo「i-mode」、iPad、iPhone等への対応 が予定されて…

PAIN AU CHOC!

伊勢丹新宿店食料品フロア3rdアニバーサリーのプレスパーティへ。 この3年の間に、このデパ地下でも店のオープン&クローズがあり さまざまなことを思います。 けれど、消費者的にはいつも楽しい、伊勢丹です。 ふと見ると、パン売り場の一角がピンク色にな…

Bread to go

Nice bread to go for the next morning 駅のパン屋さんにも、買ってすぐ食べるパンだけでなく 明日の朝、ちょっと温めて食べるのにいいパンがあると うれしい。 as Leaf浜松町店のto goパンのおすすめは、 くるみとレーズン、ブリオッシュレーズン、 チーズ…

as Leaf 3号店浜松町駅にOPEN

エキナカに+somehing goodなパン屋さん、 as Leaf(アズリーフ)の田端、五反田に続く3号店が 6月9日、浜松町駅南口にオープンします。 食事抜きになりそうな忙しい日、 電車や約束までの待ち時間、 コーヒーで一息つきたい時、 何かちょっとひと口食べたい…

ディンケル小麦のパンケーキ

ホットケーキミックス粉を使うときは 書いてある量より牛乳やヨーグルトを多めに入れて パンケーキにするのが我が家流。 小麦粉の原種、ディンケル小麦の全粒粉を使った ホットケーキミックスは、滋賀県の大地堂のもの。 脳の、おいしさを記憶している部分が…

ラスク・ド・バニーユ

ドミニクサブロンのLOVE&RUSKシリーズから バニラ味のシンプルなラスクが発売された。 今までのようにチョコレートをコーティングせず この夏から通年販売するそうだ。 * 新しいカメラを買ったのに、なかなか触れる時間がない。 慣らしたいので、少しずつ、…

パンの面白味

以前、食パンの食感を絹、麻、木綿にたとえたことがあった。 それからいつも、考えてみる。 たとえば今食べているのは、ざっくりとした麻の食感の山型食パン。 それは私的な、気分的な分類で、愉しむ季節は問わない。 日本のパンは、布の織りや染めほど、地…

日常のパン(モンディアル・デュ・パンの話の続き)

ファラフェルサンドは、わたしの大好物です。 モンディアル・デュ・パンというコンクールには 「日常のパン」「栄養と健康に留意したパン」などの 特徴的な課題があります。 それらは日々パンを食べる人にとって、とても現実的なパンです。 ラ・テールの栄徳…