2005-06-01から1ヶ月間の記事一覧

パンの籠

画像を選んだり加工したりする時あらためて目にとまる被写体は撮影の時に気がつかなかったことを教えてくれることがある。今書いている記事の写真を整理していたら素敵なパン籠があった。籠とは言わないかもしれない。焼きたてのパンの温度や湿度に最適な感…

Panaderia Siesta@こどもの国

設計施工をしたパン屋さんがOPENしました。ベッカライ徳多朗出身のご主人が焼くパンは早くも人気の様子です。

食の記憶とメッセージ

ここのところ、リアルタイムで進行していることを発信用に書く時間があまりないからか、思い出話ばかり書いていて、センチメンタルなお婆さんのようだ。でも、料理を作る時、味わう時、初めて出合う時もわたしたちは自分の記憶の味をものさしにすることは確…

ドーナツの思い出

カウンターのドーナツの模様がかわいい、ドーナツプラント。スカートの模様もなんとなく合ってしまった。この店のベーカリードーナツのレシピを最初に考えたのはいまのオーナーのお祖父さんだそうだ。そういうストーリーを知るのは楽しい。子供の頃、よくド…

小麦の原種を使った欧州のパンの講習会

ドイツ産のディンケル小麦(英名:スペルト小麦)を使った製パン講習会。今年は日本におけるドイツ年で、ドイツパンに注目の集まる中、その製造方法や食べ方について詳しいパン職人はまだ少なく、それを広めるために機械や材料のメーカーがスポンサーになっ…

夏の夕暮れのサンドウィッチ

渋谷の某ビルの屋上テラス、自然光の中で、サンドウィッチなどの撮影。いま携わっているカフェのメニュー。曇りなのでスローテンポにだけれど日が確実に傾いていくのがわかり、僅かな影にも慎重になる。学生時代にアルバイトしていた広告代理店のことを思い…

休日。

以前記事にした、コム・シノワの西川シェフのある休日の話を夜遅くなって唐突に思い出して、読み返しました。シェフの休日とわたしの休日は違うけれども疲れたら休むのはとても大切なこと。最近忙し過ぎていたので、それを実感しました。写真は有機スペルト…

イングリッシュマフィンはフォークで

前にも書いたかもしれないけれどイングリッシュマフィンは、フォークで刺して割るほうがトーストしたとき、ざくざくの表面が断然美味しい。先日のアメリカンベーキングセミナーでロバート・ジョリン氏もナイフでスライスしたものと比べて説明されていた。結…

キャンドルナイト

夏至の夜。薄曇り。慌しい一日でした。今日はパン屋さんにとくべつなパンを頼みました。仕込みがすんだパンたちは今頃やさしい湿度のある部屋でひっそりと息をしていることでしょう。 いろいろなことを想いながら1時間ほどキャンドルの灯りで過ごしました。…

無花果*イチジク*フィグ*フィッグ

カタカナの言葉の表記はむずかしい。ちょうど書き終えた記事の中のイチジクのパンの名前は「フィッグ」と書く。そのイチジクを作った会社がそう記しているから。「フィッグ」もなんだかかわいい響き。ところで、無花果という漢字は、花を咲かせない果実を意…

Livre

老女が最後のパンを焼く話を読んだ。本を積み上げて読んでいて、その中のひとつの話。いつのまにか夕方で、どうしようもなくせつなくなった。でも、これが最後になるだろうと思って何かできるのはいいことではないか、と思う。

日記の感想

日記に、たくさんの感想メッセージをいただきました。どうもありがとうございます。多かったのは夢についての話でした。励ましてくれる人、自分の夢について語ってくれる人。わたしはいつも、無数の夢を見ているかもしれません。それから、ベーグルを愉しむ…

昨日のランチタイム、素晴らしい味の記憶

筆舌に尽くしがたいと書いたまま、さまざまな想いが浮かんできて、本当に文章にも言葉にもできなくなってしまって困っていました。昨日の昼食にはさまざまな気づきがあり、パン以外にも、大切なことを教わりました。レストランと学校のコラボレート。受講生…

Les pains de restaurant レストランで作るパン

ADF+TSUJIで、パンのワークショップを受講しアラン・デュカスのレストランオリジナルのパンができるまでと見せ方、食べ方までを体感。前回のプレスのためのものと違ってプロ向けの実際のフォルマシオン、しかもパンだから、どんな方がどんな目的で参加される…

新しい工房から

ヘーゼルナッツとデーツ、はしばみとなつめの黒パンはameen's ovenの新しい窯から届いた。濃厚で南国的な甘さのデーツはなんとなく、夏が似合う。ヘーゼルナッツは洋菓子の香り。バターを塗るとライ麦パンなのにフルーツケーキの質感になり熱くて濃い紅茶に…

雨の日のレモンラスク

新しい記事を書きました。心愉しく過ごす雨の日のためのレシピ。♪ I'm singin' in the rain・・・今日のピックアップ: 雨の日のレモンラスク

焼きたての熱々?

黒胡麻の入った小さな食パンは先日雑穀の話をするので、試しに買ってみたもの。焼くとサクッとしてほのあまい。アボカドとびんながまぐろのオイル漬でサンドウィッチをつくる。ツナ缶という言葉が似合わないツナなので敬意を表して「びんながまぐろのオイル…

焼きたての熱々

夏日。カレーを食べに行った。タンドールでナンを焼くところが見えた。指をヤケドしそうなくらいに熱々のナン。熱々で食べて美味しいパンのひとつ。

そしてまた夢を見る

最近関わっている仕事のひとつで夢見ていたことが、ただの夢であったと思い知った。最初からわかっていたことなのに、どうしても挑戦したかった。その実現のために頼ろうとした人からさまざまなことを教わる。こういう方法もあるよと提案してもらって、胸が…

パンがカフェのテーブルに載るまで

ベーカリーの併設されていないカフェでパン職人不在の厨房から美味しいパンが出てきたらその秘密を知りたいと思わずにいられない。今日はあるシェフに珍しいものを試食させていただいた。彼は今、フランス(AOC)のバターとベルギーのバターで美味しいクロワ…

夜の屋上で美味しいワイン

笄櫻泉堂という、不思議な倉庫のような店は、入り口が不明でしばらく戸惑う。中に入ると地下に続く階段があって、途中に鰐の顔をした恐い魚がいる(江幡社長談)プールがある。ほんとうかどうか覗いてみるけれど魚はついに顔を見せてはくれなかった。池より…

魅力コレクション

恵比寿の編集スタジオで座談会。アンデルセンの総合企画室長の蔦原さん、ユーハイムの志賀さん、食(ダイエット)デザイナーズの平野さんと予定時間を大幅に超えての対談となりました。これを文章におこすライターの方はどんなに大変な(そして面白い)仕事…

アメリカンベーキングセミナー

日清製粉でアメリカンベーキングセミナー。1999年のクープデュモンドで優勝した時のアメリカのチームにヴィエノワズリの担当で在籍していたスイス出身のシェフ、ロバート・ジョリン氏を講師に、12種類のパンと焼き菓子が紹介された。写真はウォルナッツのコ…

これからの日本のパンについて

今度某誌の企画で座談会をすることになっていて、その打合せ。異なるタイプの人気店で日々パンを創りだしているふたりのシェフ、食と人に関わる仕事をしている管理栄養士、そしてわたし。主催は日本製粉。打合せとはいえ今日も座談会のようになり、これから…

ゴボウチップス

最近気に入ってよくつくるのは、ゴボウチップス。ゴボウの空揚げのようなもの。いろいろな料理の付け合せにしていて、仕事先でもまた提案中。精進料理にも工夫して使われるゴボウは深い旨味を持った野菜だと思います。今週はスケジュールを見る限り忙しい国…

初夏の収穫、深夜の蜜煮

6月初めの楽しみは梅もぎ。今年はみごとな梅がとれた。農家の方のおかげで、日々、犬たちと歩く道で緑に心癒され庭も畑も持たず、自分で育てることもしないのに一番楽しい収穫の瞬間を分けていただきありがたい、ゆたかな気持になる。今日収穫した3キロほど…

70%ブラッドオレンジマーマレード

オーストリアの老舗ダルボ社の果肉70%のジャムはブラッドオレンジ、アセロラ、ブラックエルダーベリーのミックス。ジャム売場で珍しいものに出合い味を想像したり、それに合うパンを考えたりして過ごす時間も結構好きです。濃いルビー色で夏の味がするジャ…

名もない一皿

打合せの後に、サンドウィッチを食べに行った。家でつくるサンドウィッチと、外で買う(売る)サンドウィッチ。売るための仕組みのなかで、何かが省かれたかわりに何かが加えられ、そういうふうにして美味しさが減っていってしまうのならもったいないことだ…

教えてくれるところはたくさんある

先日買ったワインがとてもおいしかった。初めて行った駅前の店でしばらく時間を過ごして思い切って買ったもの。わたしはワインに詳しくないので、パンに詳しくない人が「天然酵母のパン」ってよさそう、と思うみたいに「ヴァンナチュール」ってよさそう、と…

メッセージに感謝をこめて

感想メッセージをいつもありがとうございます。本当にたくさんいただいてしまいました。今日はお返事だけで失礼します。◇ユウキさんコン・フォーコ、いかがでしたか。ちょうどコン・フォーコの中川シェフから近況をお知らせいただいたところでした。毎日のよ…