2004-10-01から1ヶ月間の記事一覧

粉や酵母、職人の手の写真

パン作り(10.19)の写真があがってきた。編集部の雑然とした雰囲気のなかで今日はPCという優秀な相棒が不在でわたしは突然、こころぼそい気持になる。いつもと勝手が違うので落ち着かずひとりで残業しているような追試を受けているような気持になってしまう…

野菜価格の高騰

最近の葉野菜の価格には目を見張る。八百屋さんも困っているけれど、農家の人はもっと困っているだろう。高山で買った麹味噌に白の練り胡麻を合わせて野菜につけるのが最近気に入っている食べ方。こういう胡麻味噌ペーストはアレンジもできるし、パンにも合…

寒い夜のワイン

同じ銘柄のワインを続けて買うことは今まであまりなかったけれど、最近続けて買っているワインがある。オーストラリア、ジェイコブズ・クリークのグルナッシュ・シラーズ。果実味たっぷりのとても飲みやすい赤ワインで、価格も1000円と少し。やっとわかった…

10種類のマーマレード+メッセージ

食料品店で何種類もの瓶や箱が並ぶ中から選んで買物するのは楽しい。フォートナム・アンド・メイソンの10種類もの食パンの話は記事に書いたけれども、ここにはマーマレードも10種類くらいある。ピール入りのもの、グレープフルーツやレモン、コアントロー入…

2046

映画を観に行った。月曜の映画は贅沢。「2046」はウォン・カーウァイ監督の新作映画。何年も前から楽しみにしていた。わたしは彼の映画を観続けている。今日はパンの話はナシですが新しい記事をUPしました。今日のピックアップ: フォートナム・アンド・メイ…

メゾンカイザーのレモンパイ

ザクザクと硬質な、けれど薄く軽い音がするような美味しいレモンパイを買う。今日は買物の一日。買物している途中で、何度か思ったことがある。大切にされている、と感じることはとても大切だ。例えば靴でも洋服でも道具でも、それを選ぶ時、こちらが望めば…

トーストと祖父と思い出

幼い頃の朝食のシーンで印象に残っているのは今はもういない祖父のこと。ずっと一緒に暮らしていた祖父は美しい絵を描くとてもやさしいひとでいつも庭の草花や帆船の絵を描いていた。彼はトーストの真ん中に箸を置いて半分に折りその間にハムや野菜を挟んで…

いい仕事

仕事で知り合った方と久しぶりに電話で話していてどうですか最近、と言われてとにかく今は雑にならないように、丁寧にということばかり考えています、と言ってから本当にそうだと思った。今日はとても楽しみにしていたことがあったのだけれどもう、どうして…

色を食べる

For Fの連載「美しい朝食」は今までの連載のなかで一番好きだ。「美しい」ということをあらわすときわたしはいつも一番最初に色彩を想う。今日のピックアップ: チコリとセロリのサンドウィッチ

いい香りに誘われて

パンを袋から出すと、豆頬髭犬達が寄ってくる。それはそれは真剣な表情で見上げる。フーガスはプロヴァンスのパン。もとは窯の試験用に焼かれていたという。パン屋さんによって形も配合も違って食べ比べるのも面白いらしい。

ラ・フーガスの工房で過ごす一日

朝から晩までパン屋の工房で過ごす。冬に創刊される某誌の企画で家で作る自家製酵母のパンの行程を取材した。一般的に「天然酵母のパン」と呼ばれるものをなんだか体に良さそうだと思うひとは多いだろう。名前だけで良いかどうかはとても決められないと、わ…

いつものパン

ZOPFで必ず買うパン無花果と胡桃のパン。大好き!(前に書いたかもしれないけれども)好きなパン屋さんには必ずひとつはいつもの気に入りのパンがある。常に同じレヴェルの美味しいパンが必ず手に入ることはいつも新しい発見があることより大事なことだと思う。

講演の写真+メッセージ

写真が届いた。視察ツアーの日のZOPFにて。感想メッセージをたくさんいただいています。どうもありがとうございます。◇みけねこさん野生の栗の濃くて甘い味、いいですね。深い山の味、わたしも経験したことがあります。◇ちょこたるるーとさん神戸大阪の旅は…

ベストバイなイングリッシュメロンパン

日本橋三越のフォートナム・アンド・メイソンにはデパートらしく日本ならではのパンもある。メロンパンは2種類。紅茶のメロンパンは普通のかたちで紅茶入り。もうひとつの、イングリッシュメロンパンと名づけられたパンはシェフ曰く「大変お買い得な」メロン…

スターシェフの密着取材

視察ツアーの終盤、丸の内テラスで昼食をとりながらユーハイム・ディー・マイスターの志賀シェフのお話を伺う。例えばパンを創り出していくなかでの個性、というものについて。食パン、そしてバゲットであればなおさら変化をもたせて個性を出そうと思っても…

日経新聞に掲載

日経新聞から先日受けた取材記事が夕刊に掲載されました。「ネットカリスマ」という言葉にはドキっとしました。「取材、勉強会、地道に」と書かれていてまた別のところがドキっとしました。 今日のメールマガジンにも書きましたが、本当に、本当に多くの方に…

バスガイド初体験@ベーカリー視察ツアー

鳥越製粉の企業視察ツアーで、日本中のパン屋さん(主に九州地区)と松戸のZOPFで昼食会。わたしは羽田から千葉へ向かうバスの中で講演。まるでバスガイドみたいに。話題のベーカリーの話、その人気のキーワードや最近の消費者と業界のトレンドなどピックア…

パンと何かいいもの、野菜料理。+メッセージ

野菜のパルミジャーノ焼きを作った。白舞茸、赤ピーマン、インゲン、南瓜、山芋。パオのバゲットブッシュ、オリーブのリュスティック、バゲットニコラなどと家にあるもので、お昼ごはん。感想メッセージをありがとうございます。◇かわむらさんフルーツとナッ…

栗のお菓子

昨日出来たての栗のパイを食べた。渋皮煮がまるごとひとつ入ったサクサクのパイの表面には、ほんの少しの粉チーズ。パン屋さんにあるシンプルな栗のお菓子は素敵だ。記事になる頃にはもう季節が終わってしまうことだろう。今年は気候のせいか、本当に良い栗…

NICOLAS@水海道

今日は水海道のパン屋さんを取材。ちょっとこれは感動した。パン職人の杉山さんが以前、半蔵門のミュゼで半年間だけパンを焼かれていた時わたしは彼のパンを本当に美味しいと思っていたけれども地元で開業された後は、なかなか店を訪れることができないでい…

台風の日のパン屋さん

台風の日のパン屋さんを思い浮かべる。売れ残ってしまったパンの行く先を考える。前日の仕込を少なめにして早めに店を閉めてしまうだろう。お休みにしてしまったところもあるだろう。わたしは仕事に集中することができた。雨の中、気分転換に散歩に行くとア…

台風とアクシデント

もうすぐ台風が来る。嵐の前の静けさ。と思っていたら夜、激しい雨。仕事も雨のように降ってくることがある。でもこの大変さはきっと、自分の小さな物差しで量ったもの。今までに比べて大変というだけのことだ。WinXPのSP2をインストールしたら、ちょっとし…

フォートナム・アンド・メイソン@三越日本橋本店新館

英国総合食品ブランド、フォートナム・アンド・メイソンが11日に三越の日本橋本店新館にOPENする。そこで販売される焼き立てのパンはあのユーハイム志賀シェフのプロデュース。このことは以前、6.2の日記で素敵なパン屋さん誕生の予感と書いたけれど、ライセ…

焼き野菜の美味しさ+メッセージ

9.17にbulthaupのイベントでいただいた焼き野菜が美味しかった。我が家にはドイツ製のグリルはないので、あの炭焼きみたいな味は出せるものではないけれどそれでも新鮮な野菜のグリルは美味しい。今日はレシピ記事のためにいろいろな野菜を焼いた。感想メッ…

栗と葡萄、ライ麦パンの一皿

今年は台風の影響で、なのか甲斐路(葡萄)がもう季節を終えてしまったようだし大ぶりの良い栗もなかなか手に入らない。ちょっと足を伸ばして、良い食材を捜しに行かなくては。ライ麦パンはあまりカリっとさせて食べるものではないかもしれないけれど、いろ…

日曜のデザートと月曜の朝食、そして会議。

昨晩の和栗と黒糖のロールケーキは栗が甘くないのが新鮮だった。それからパッションフルーツを使ったケーキ。フランボワーズでもレッドカラントでも甘酸っぱい果実のお菓子が、とても好き。昨日はアテスウェイでデザートと朝食を買った。クロワッサン・オ・…

秋の香り

昨晩、金木犀の存在を急に感じた。今日は寒い雨の一日で、そういう日は何かコトコト煮たくなる。栗の渋皮煮を作った。写真は料理に添える胡桃のパンに、オリーヴオイルとパルミジャーノをかけてトーストしてみたもの。食欲をそそる甘くこうばしい香りが漂う…

週末公園散歩

素晴らしいお天気の土曜日!犬達と公園に行く。まだ紅葉は始まっていないけれど森林浴は気持ちがいい。時にはPCを離れないと。いつもと違う場所では、いいことを思いつく。外で書く原稿は、もしかしたらとてもいいかもしれない。公園で食べるお昼も、楽しか…

フランスで注目の最新製パン事情+メッセージ

最近、パンの素材や製法だけでなく、その背景の文化やストーリーに興味を持つひとが多くなってきていると思う。日本のパン文化も少しずつ豊かになってきているのかもしれない。新しい記事をUPしました。フランスで注目の最新製パン講習会。写真は赤い実のク…

ケルネブロートのサンドウィッチ

ZOPFというパン屋さんは、名前がドイツ語なのにドイツパン屋というわけではないから特別意識していなかったけれども実は美味しいドイツパンがたくさんある。ケルネブロートはライ麦50%のパン。あるものでサンドウィッチを作ってみた。今日で日記を始めて1年…