2005-05-01から1ヶ月間の記事一覧

紀ノ国屋のパンの世界

紀ノ国屋のパンは袋に入って売られているものでも普通の袋入りのパンにはない何かがある。それが並んでいる売場で、その気になれば子どものように遠い国々を夢想できる。写真のアイリッシュブレッドはちょっとパンケーキみたいな味のする朝食向きのパンだか…

霞町の定食屋さんと新しいとんかつ屋さん

昨晩、あの店まだあるかなと夫が言って20年近くも前に時々行っていた店を捜して霞町を歩いた。わたしには霞町というより西麻布。さほど年が離れていない夫が霞町という言い方をするのはその辺で仕事していた時があったので愛着があるのだろう。むかしの店は…

ドイツのワインジェリーと幸せな牛たちのクロテッドクリーム

整理していた写真の中に見つけた涼しげな1枚は鳥越製粉のドイツパン講習会で出合ったschloss-gut(シュロスグート)のワインジェリー。スライスしたパンの上にクロテッドクリームと共に、ロゼ(写真は白)をのせて試食した。チーズやパテ、テリーヌなどにも合…

「やっぱり美味しいものが好き」で思わずレトロドール

ブロートハイムの明石さんが先日、とても面白いから読んでみてと薦めてくださった本を読んだ。『やっぱり美味しいものが好き』著者のジェフリー・スタインガーデン氏は弁護士からヴォーグのフードライターに(この言葉を聞くたびに、どうもフードファイター…

木の実テイストのチキンサンドをワイルドに

ライ麦、大麦、そばの実、白ゴマなどの入った穀物のパンでアボカドチキンサンド。チーズの表現にnutty tasteというのがあって、わたしはそれに弱いのだけれど、このパンはまさにnutty taste、炒った木の実の香り。チキンはナッツや種子と合うと思う。サンド…

ピクニック日和

窓から気持のいい風が入ってきて外の気候をダイレクトに感じるデスクでわたしはかけがえのない一日を失っているような気持になる。ピクニックに行きたかった日。

スタイルストア★OPEN

All Aboutのセレクトショップ、スタイルストアがOPENしました。カテゴリーやコンセプト、誰かのおすすめや話題で選ぶほか、「スタイルで選ぶ」「アトリエで選ぶ」「ストーリーで選ぶ」という「選び方」の提案をしています。のんびりと雑誌を眺めるような感じ…

白いTシャツのようなパン

毎日のように繰り返し食べられる何とでもコーディネートできそうな白いTシャツのようなパンについて考える。パンのレシピINDEXを、occasion(時と場合。こういう時に作ったらいいよというような)で分けたのは、素材がある程度決まっているパンのサイトとし…

ダンディゾンとスウェーデンのハンドクラフト展

久しぶりのDans Dix ans。店へ降りていく階段はいつもこうばしい匂いがする。Dans Dix ansのパンの包みには、何気ないお洒落さがある。最近のわたしは、食べものの包材にも興味を持っている。上のギャラリーではスウェーデンの手工芸展をやっていた。木のス…

美味しいパン料理レシピ集

パンを美味しく食べることはささやかだけれども今ここで確かにハッピーと感じられること。そのきっかけを集めました。今日のピックアップ: 美味しいパン料理レシピ集

早朝ミーティングとパティスリー

早朝カフェでサンドウィッチ約8種類を作ってミーティング。今週は週末が(特に予定はないのだけれど)待ち遠しかった!わたしとは違ったかたちで忙しい1週間を送ったと思われるパティシエのことを考えた。17日にOPENしたCon fuoco(コン・フォーコ茨城県つく…

美味しい店の噂

時々犬達と歩く界隈にある、気に入りの店のひとつが最近人気があるらしい。昨年だったかそれより前だったか、書こうと思うたび、量産できないこともあって、遠慮していた。でも、このインターネットの時代、美味しい店の噂はいつしか広がっていたようで。人…

ドイツパン講習会

鳥越製粉主催の講習会でドイツ製パンマイスターのデモンストレーションがあった。鳥越製粉は『日本におけるドイツ年2005/2006』オフィシャルスポンサー。実演された6種類のパンは、ライ麦が10%から75%までの4種と、シュニットブロッツェンという白パンとズ…

日常とお祭り、東京パン屋ストリートとハッピーアペリティフ

東京パン屋ストリートは日々、盛況だそうだ。日常食をハレ食、ときめきのあるものに、というコンセプトで。企画の時、パンのテーマパークと聞いてパンの性質からその難しさを思うと共にわたしは国別にブースを分けたら面白いかもと考えた。そうはならなかっ…

蜂蜜トーストからとりとめもなく思うこと。

蜂蜜バタートーストと熱い紅茶。日々のこういう小さなものを、丁寧に用意する時間は人生において結構大切な、何かなのだと思う。そんな月曜の朝、実は慌しかったりもしますが朝ごはんだけは短い間でもゆっくりした気持でいただきます。たとえば蜂蜜、という…

白いパンと黒いパン

スターバックスではないけれどパンは何を選ぶか、チーズはローファットにするか何をどのくらい挟むかなど次々に聞いてくるNYにありそうなサンドウィッチ屋さん、とまでいかなくともたとえばスーパーマーケットのホールセールのパンやコンビニエンスのサンド…

おひさまパン

季節が逆戻りしたような肌寒さ薄曇で気持も沈みがちでこころとからだが縮こまってしまいそうな日には絵本など、開いてみるのもいいかもしれない。(パン好きのあなたにはパンの絵本を。)いぬのパン屋さんが焼くおひさまパンの話はそうだよね、パンとはこう…

サンドウィッチ・プレゼンテーション

早朝のカフェでサンドウィッチを作る。パンの声を聴きながら。水分を補給してもうすこしだけ温めてこれを塗って一緒にのせてそっとかさねてスッと切って冷めないうちに思い入れのあるパンはいつも饒舌。作る、といってもわたしが本当に作ったのは空気のよう…

ピクニックにパンを買って

パークフロントのパン屋は大きなオープンエアのテラスを持っているようなものだお天気の日にパン屋から出て行く人たちは皆袋を下げてとても楽しそうな顔で歩いていく今日のピックアップ: 新しい記事をUPしました。

ランボール、一目惚れの行方

一瞬ケーキと見まごうチーズは、パンのあるシーンの撮影をスタイリングした時、味ではなくて見かけで買った。いつもその意味について、本質について考えていて撮影といえども本当に美味しくないと嫌なのに理由もなく未知のものに一目惚れすることもある。ほ…

野菜三昧

チコリが150円という安さで売られていた。色とかたち、ほろ苦さがとても、好き。先日の公園でのピクニックでチリビーンズを載せて食べたら美味しかった。この葉にはチーズやナッツ、いろいろなものをのせることができる。八百屋さんに行くと、いつも買いすぎ…

進化する口コミとわたし

日経ビジネスに「パン業界と消費者結ぶ”通訳”」として取り上げていただいた。進化する口コミという特集。同じページでアフィリエイトで収入を得られている方のことも紹介されていた。彼の言っていたことがわたしの思いと共通していた。「自分の文章を多くの…

意味のあるサンドウィッチ

ZOPFのニンジンのサンドウィッチ。これだけ手間をかけたいいものが入っていたら、サンドウィッチは急ぎの間に合わせや雰囲気だけのものではなくて本質的な、意味のある食事になると思う。わたしもよくニンジンの千切りをショウガで炒める。ジャコなど入れて…

ロールケーキ追想

パン屋で菓子パンを買うことはあまりなくてもお菓子を買うことは結構ある。どこか懐かしいそのロールケーキは先代である店長のお父さんが作ったものだとパン屋のお嫁さんが教えてくれた。しあわせなパン屋の素朴なロールケーキのひときれ。ジャムやクリーム…

初夏のストロベリートースト+メッセージ

ある企画のための打合せ。先方が連休中にしましょうか、と言っていたのを思い出す。そうだった。連休はまだ終わっていなかったのにメールマガジンにゴールデンウィークはいかがお過ごしでしたか。と書いてしまった。夜、ワインをのんでイチゴを食べる。わた…

コッペパンとメロンパンと職人の仕事

ニコラのコッペパンといろいろなメロンパン。パン職人杉山さんの解釈で生まれたコッペパンとメロンパンはニコラにしかない唯一無二の様子をしている。これはこういうものだという一般論とかこうでなくてはいけないという自分で作った枠に閉じこめられること…

菓子屋とパン屋の厨房で

もうすぐ竣工するパティスリーでテストベーキングが始まった。パティスリーの厨房はベーカリーと違って室温が低い。オーブンもミキサーも冷蔵庫もあたりまえだけれど少しずつ違っているのが面白いのでわたしは間違い探しをしている子どもみたいにひとつひと…

空に近いテーブル、夢のような店の名前

二子のイレール・ドゥーブルへ。昨秋も気候のいい日にここで同じ友人たちと、犬達と過ごした。オープンエアでいただくめずらしい野菜、美しい色彩の料理。今日印象に残ったのは大きなホワイトアスパラガスと甘夏のソースとメインの肉に添えられていた不思議…

はじめにパンありき。

あるところにいくつかのサンドウィッチを提案した。美味しいサンドウィッチに必要なものは良いパン、良い具材、良いソース、と言われている。まっさらな状態からサンドウィッチを考えるときわたしは最初にパンから考えることに気がついた。はじめにパンあり…

朝のピクニックともうすぐできるパティスリー

犬の散歩の時、朝ごはんを持って外に出た。コーヒーを買って、川辺のベンチへ。コッホシンケンという大きなハムと2002年の夏のコンテとルッコラのサンドウィッチはチャバタで。薄曇の川辺にジャスミンのような花の香りが漂う。のんびりと始まる日曜日の朝。…

パンを愉しむピクニック

久しぶりの休日。朝起きて天気がよかったら美味しいパンとワインを持ってピクニックに出かけよう。外の空気の中で食べるごはんはどうしてこんなに美味しいのだろう。わたしたちのダイニングテーブルは青空の下、芝生に広げたリネンの上。美味しいものをゆっ…

撮影の仕込みと危険な夜のティータイム

明日はピクニック。買出しに行き、料理を仕込む。美味しいワインとチーズとチリビーンズ、チコリとルッコラ、オレンジ。公園の近くの店のパンも予約した。準備万端。素敵なピクニックになりそう。これもまた仕事ではあるけれど。久しぶりの徳多朗のミルクク…