2007-07-01から1ヶ月間の記事一覧

夏日の買い物、夏野菜の煮込みと南仏ワイン

ラタトゥイユに使う野菜は土や光の匂いがするようなのを八百屋さんで買いたいと思いたって、日差しの中を出かける。両手に荷物をさげて、いつものワイン屋さんに行くと「白い花の香り」がする南仏ワインを勧めてくれた。安くて美味しい。ちょうど探していた…

その日の表情を撮る/ 階段をのぼる犬

パン屋さんの取材から戻ると午後の日差しが残るうちに写真を撮る。 できるだけ、その日の表情をその日の光で撮りたい。ライトを使わず、光を求めて場所を移動する。 しっぽをそよそよ振って静かに迎えてくれる小豆頬髭犬のグー(小さいミニチュアシュナウザ…

広島焼きと夜風

よく行く広島焼きのお店へ。 わたしは目の前でなにかつくってもらうのを見ているのが大好きだ。 熱い鉄板の上でリズミカルに動く職人さんの手先を眺める。ひとときも休めない、舞台の仕事だ。山のようなキャベツが甘く平らになり豚バラ肉のとろけるような脂…

オリーブオイルと塩、夏の朝のトースト。

今、冷凍庫にはカンパーニュ系のパンがいっぱい。 朝食にそんなパンを食べることが多くなって最近試しているのは、オリーブオイルと塩。 なんとなく、オリーブオイルは正午以降の味と決めつけているようなところがあった。 でも、夏の朝のトーストには、その…

めくるめく食事パンの世界~Pain et Vinaigre

ナショナルデパートの「めくるめく食事パンセット」にパンの愉しみかたを綴ったパンフレットが入っていた。タイトルはPain et Vinaigre(パンとお酢)。 パンとお酢?「こういうときに不安がってはいけない。不安はいつも美食の敵だ」と秀島さんは書いている…

スウィートな週末

昔住んでいた町にあり、その名前も気にいっていた三本足烏(さんぼんあしからす)という洋菓子店はソワメームと名前が変わってからもときどきお土産に買ってきてもらう。 家庭で作るケーキのようにシンプルで「よけいなものが入らない」感じが好き。いつ食…

Lehestube Zopfの始まりの日

松戸の美味しいパン屋さん、Zopf(ツォップ)にほど近い場所に、研修所Lehestube ZopfがOPEN。今日はそのレセプションに出席しました。Lehestube Zopfの前にて、伊原やすともさん、りえさん。 技術指導や経営アドバイスに対応できるようにつくられたこの空間…

雨の日の取材

深沢のKoshukaを取材。店舗づくりに関わったこともあり、年明け頃からずっと楽しみにしていたお店です。店の前には本物の葡萄。何年かして、柱をつたって葡萄棚になったら素敵。葡萄はワインにも、パンの発酵種にも、生地のアクセントにもなる、偉大な果物で…

メッセージをありがとうございます

日記サイトがこの場所に引っ越して以前のように感想を書き込めるフォームを設けていないのですが、メールをいただくこともあり、それがとてもありがたく、励みになっています。いつも読んでくださって、ありがとうございます。ナショナルデパートの記事にひ…

ペースト&トッピング

「なにかいいもの」をつくるとき、その前を通りかかったとき、富澤商店に立ち寄るようになってかれこれ20数年になる。 乾物や豆などを選んだ後で、レジの横に積んであるピーナツきなこクリームをつい、買ってしまうので、それはもはや我が家の常備品となって…

ワイン・デイズ

家のワイン置き場は、キッチンの戸棚の下築地バッグと呼んでいる籠の中。料理屋さんが築地に仕入れに行くときに持っていく、頑丈なあの籠です。 そのなかに、白ワインが入っていることが多くなりました。捜し味(今考えた言葉)をしているからです。習うでも…

パン屋のヤコブ

『パン屋のヤコブ』複雑な世の中のための心やさしい哲学ノア・ベンシー著 デーブ・スペクター訳という本を読む。 思想を紙片に書きとめるパン職人、ヤコブ。ある日その紙片がパンに紛れこんでしまい、人を感動させたことから、村中の人がわれもわれもと押し…

夏の週末の甘いパンと製パンスタッフ募集

週末に買ったヴィエノワズリは、りんごの酸っぱさがおいしいショソンオポムとコーヒー味のパン。 ぐるぐる巻いてアイシングをかけたコーヒーのパンは小さい頃、母が焼くのが大好きだった。懐かしく、こういうパンにいつも惹かれてしまう。 それにしても、夏…

感謝をこめて。

今思うと、不思議なタイミング。偶然にも必然性が、経緯があると確信するような。 MOBACでナショナルデパートの秀島さんに声をかけていただいたときは、取材したくても、いつ取材できるかわからなかったのです。 同じ頃MOBACで、トークショーを聞いていた小…

カンパーニュの箱

ここのところずっと仕事をしていてときどき犬と向き合ってヨガのポーズをとっては姿勢を正す、の繰り返し。 そうやって一息いれるときにLA CAMPAGNE QUATRE SAISONと書かれたナショナルデパートの箱が目の端に留まり、ちょっとうれしくなる。 ただの箱なん…

考えごとをしながらつくるサンドイッチ

グリルした茄子、チェリートマト、モツァレラチーズ。深く考えずにこんがり焼けたトーストでサンド。フォカッチャが欲しかったな、と思い、さらに、そういうときのフォカッチャは買うよりつくるものかもしれないな、と思う。考えごとをしながらつくったサン…

蜂蜜についての告白

数年前。蜜蜂が一生のうちにつくることができる蜜はスプーン1/12杯、と米国の蜂蜜協会で言っていたことに、たいそう心を動かされたわたしは、その日パンにつけたスプーン1杯の蜂蜜のことを、12匹の蜜蜂と養蜂家のコラボレート作品と日記に書いた。そのことを…