2006-09-01から1ヶ月間の記事一覧

パンのコーディネートの後で。+トークショーのお知らせ

先週、あるカタログの仕事でパンと素材のコーディネートをいくつか試みた。いまここでは、詳しく書けないのだけれどひとつは、味の親和性を求めてワインやチーズのように同じ土地のものを組み合わせることを考えた。もうひとつは色。ぶどうの紫とみどりに照…

ベーカリー&カフェAmandineのOPEN

恵比寿でカリフォルニアの食文化を提案するエレガンテ・ヴィータ・ナコラにベーカリーショップがOPEN。パン職人のパン、菓子職人のパン、料理人のパン、そしてパンとワインをマッチングさせる試みがなんだか楽しみなお店です。これから記事を書きます。

TATSUYA KAWAGOEのグリッシーニ

ちょっとしたお祝いがあって代官山のTATSUYA KAWAGOEへ。料理とスタイリッシュなお皿が楽しいのでパンのことを忘れがちになるけれどここのグリッシーニは記憶に残る味。ハードで食べ応えがあった。最近、レストランでクリスプな食感のパンによく出合う気がす…

「パンのある食卓」セミナー

ベーカリーと関連の会社で構成されている日本フランスパン友の会の講演会に出席。食事パンを家庭で楽しく食べてもらうためにベーカリーができることなど、4人の講師による話はそれぞれ、興味深いものだった。フェルミエの大橋志津江さんはチーズ屋さんのよう…

ブノワの1周年

アラン・デュカス氏が来日して開かれた青山の「ブノワ」1周年のプレスパーティに出席。最初の年の料理のテーマは地中海。2年目はパリ。名前の由来となった1912年創業のパリのブノワの料理を愉しみました。ここではパンの話を書きます。アミューズにリエット…

あるお菓子屋さんの仕事

最近、よく行くカフェのサンドイッチ。ふんわりと羽二重のようなモツァレラがオリーヴの香りの温かいパンに挟まれてものすごくおいしい瞬間に運ばれてくる。熱々のスープはよくある感じなのにだしがきいていて、野菜の切り方まで細かくそろってモザイクのよ…

いい加減にしなかったトースト

いい加減にしなさいと昔、よく言われていたように思う。今も、そんなにのせたらあま過ぎるでしょう。いい加減にしなさいと、もうひとりの自分が言うけれどちょっとのせてみたかった。とろけるように、あまかった。

黄桃蜜のトーストと残り香

安く手に入れた黄桃はカリカリと噛む音がしてしまうほどりんごのように固かったのでコンポートにしたら見ちがえた。桃の香りのする透明な蜜をひとしずく薄切りのバタートーストにたらしたらはちみつともジャムとも違う透明な甘さが心地よかった。たくさんあ…

早朝のサンドイッチづくり

現場の朝が早いと、早朝のサンドイッチづくりが続く。それは結構すきな仕事のひとつ。でも先月、とんでもないことをしてしまった。冷凍しておいたパンの、スライスが離れなかったので手に持ったまま、ナイフで分けようとして左手の指の付け根に突き立ててし…

小豆を炊く

大納言を炊いた。毎日毎日おかゆを炊くうちについでにもうひとつなにかことこと火にかけていることが多くなったかもしれない。豆を炊くと最初に熱々のところをお猪口でいただく。味見にしては多く、おしるこにしては少なく。あとは南瓜やさつまいもにのせた…

スープの記憶+メッセージ

温かいものがうれしい気候になってきました。『それからはスープのことばかり考えて暮らした』のスープはどんな味か想像していたらたくさんのスープの記憶が溢れてきました。*感想メッセージをいただきました。ありがとうございます。◇まるさん人気で混みす…

ある上棟式

上棟式で上機嫌の業者さんたちとお酒をのむ。こんなに盛り上がる集まりは久しぶり。建築はこうした人たちの素晴らしいチームワークで成り立っていることを再認識しました。写真は忙しかった今日のお昼の一品。吟遊詩人のドライトマトとチーズのパン。

日本一おいしいバターロール

新しい記事をUPしました。人気店ZOPFのパンづくり。「日本一おいしいバターロール」が紹介されました。わたしはそのとき、30年以上も前母が毎日のように焼いていたバターロールを思い出していました。あの時もこんなふうに傍にいて成形の様子を眺めていたの…

夢という名のパン屋さん

わたしは、気にいっている曲を何度も繰り返し聴いて、あとで頭の中でも繰り返せるくらい音楽を摂りこむのが好きです。今はDAVID SYLVIANの『secrets of the beehive』の最初の曲。”September's here again”が夢の中までついてきます。夢といえば最近、店舗を…

遅く起きた朝のフレンチトースト

久しぶりにフレンチトーストをつくりました。食パンでつくるフレンチトーストは陽気なおばあさん達の集うアメリカのドライブインレストランの味。たっぷりのコーヒーを合わせて。

9月に選ばれる小麦

ちょうどよく熟れた果物ではないけれど手にしたときいい香りがたちのぼるパンがある。ナイフをいれると半透明のクリーム色の生地があらわれて、しばし見入ってしまったのはVIRONのプーリッシュドゥミ。毎年9月に、200種類もの小麦から選りすぐられる小麦粉が…

『それからはスープのことばかり考えて暮らした』

素敵な本を読みました。わたしの日記を読んで、その本のことを思い出した友人がすすめてくれました。どこを読んで思い出してくれたのかわかりませんがわたしは作者の吉田篤弘さんのつくられる本が大好きなのでとてもうれしく思い、早速買ってきて読みました…

贅沢な時間

薄紙に包まれて売られていたホテルのサンドイッチ用の食パンを今朝、トーストにした。きちんとしたおいしさだったけれどパンは高価だった。たぶん贅沢税。昨日は都内のホテルで銀座の老舗が出店する催しがあって、妹が勤めている店があったので参観に行き・…

再会したパン

何年も前に、いつも賑わっていた駅前の店でゴマのエピにごぼうのサラダが巻きこまれたパンを時々買ったことがあった。そのパンは横山さんがつくられたものだと知ったのは取材のときだった。時々、パンとそんなふうに再会する。今日のピックアップ: ブーラン…