2008-04-01から1ヶ月間の記事一覧

印象に残ったパンの極私的記録。

4月も終わります。そんな今、印象に残ったパンの記録(非公開)を眺めています。 取材記事ではなく極私的な感想のようなものですがメールマガジンや記事でご紹介する予定でいます。まずは今年の1月~4月の記録から。 印象に残ったパンは、再会したいパンです…

フランス食パン

角食パンの朝食が続くと、次には山食パンを買います。それも、いわゆるフランス食パンとよばれるようなフランスパン生地の食パン。焼きたての食パンの端の1枚はとても、楽しみなものです。もしかしたら、バゲットのしっぽよりも。 めずらしいひと山の食パン…

往く春の名残りをジャムにする

このごろ安くなっているイチゴを一日おきくらいに買っています。 先日コパンに出かけたら、並びの八百屋さんに大安売りのイチゴを発見。パンとイチゴを抱えて帰りました。 ミニッツジャムを作って、パンにたっぷりかけて食べるのもいいな!と思います。初夏…

おいしい、あるいはまずい、パンの評価。

パンの評価は、難しい。わたしは作り手ではなく食べ手の立場から感覚的な物言いをしてしまいがちだ。 カプラン教授はパンを評価する基準を作った人。彼のフランスパンの評価基準は、興味深い。 1 外観2 皮3 身4 歯ごたえ5 匂いと香り6 味と風味7 調和8 パン…

不思議なソルトリーフ

仕事で通うテストキッチンではいつも何かしら興味深い素材に出合う。 ソルトリーフは塩の味のする葉っぱ。プチプチとした食感の雫のような水泡が葉や茎についている。 皆で囲んでつまんで「海ブドウ?」という声が上がったのに対し、わたしだけ「サボテン?…

バゲット1本、ワイン1本。

おいしいバゲットを買っても、家に帰ってくるのはたいてい日が傾いた後のこと。 数時間前に生まれたばかりの美しい姿をゆっくり愛でる間もなくナイフを入れておいしさを凍結してしまうのが今までの常だった。パンだけを食べ続けるわけではないから1本をおい…

風雨楽々と豆大福

昔よくお遣いものに利用していた和菓子店の近くまで行ったので久しぶりにどら焼きを買って、おもてをみて、その名を知った。 風うらら。漢字で「雨楽々」とあるのが、なんとなく、いい。 皮がおもたくないので正統派ではないかもしれないがふわりと溶けるよ…

胡椒のききすぎたパン

ナショナルデパートの「胡椒のききすぎたパン」。その名前で冬の贈り物企画のときに食べた、山椒のパンを思い出しました。くしゃみが出てGod bless you!という感じのパンなのかな?と覚悟したものの、鼻に抜けるのはスパイスの刺激ではなくポルチーニの芳香…

ツナカンカートアナドルコトナカレ

簡単で、おいしくて、からだにもやさしいペーストの記事を書きました。 ツナカンカートアナドルコトナカレ あとはおいしいパンがあれば、言うことナシ、なのです。 チーズとワインと愉しむレシピパンに合うツナペースト

パンに合う家のごはん

堀井和子さんの新刊『パンに合う家(うち)のごはん』では家で焼くパンに合う、家庭料理が紹介されています。 本のなかで、ぜひやってみたい食べかたを見つけました。それは、ダークラム入りのゆるく泡立てた生クリームを一切れのパンにのせたところに、ぱり…

いろいろなクリーム

ポラリスには日替わりのパンがいくつかあります。クリームパン、メロンパンのほか、細長いフリュート、コルネ型のトルネードなどの中にいれるクリームが日によって替わるのが、この店ならではです。 それも、Today's Creamがあるわけではなくてそれぞれのパ…

おいしい黒パンの誕生

Bread+something good(パンと何かいいもの)はわたしの仕事のテーマのひとつです。 サンドイッチのメニュー提案で欲しかった素材がありました。それは、おいしい黒パンです。 職人さんにお願いして待つこと数ヶ月、その試作品がついにあがってきました。こ…

世界中で人気のnutella

オーストラリア製のチョコペースト、ヌテラ。本国はもちろん、フランス、イタリア、アメリカなどにも公式サイトがあって、世界各国で人気のようです。 仕事で、いくつかのチョコペーストを試しているうちに我が家の朝のテーブルにも並ぶようになりました。 …

春の週末、外ごはん。

先週末は近くの公園へ、今年の桜の見納めに。木々の若葉の色も日に日に濃くなっています。すでに葉桜になってきていても、大勢のひとたちがにぎやかに、桜の木の下でお弁当を愉しんでいました。手づくりサンドをもってきているひともいました。 食べる場所さ…

わざわざ買いたいパン

雑誌『dancyu』のパン特集。 今回はスターバックスのサンドイッチについての対談。そして、文を書かせていただきました。(先日の淺野シェフとの対談は雑誌『食楽』です) この春いろいろな雑誌のパン特集に関わりました。 一段落してあらためて感じたことは…

たのしい川辺のモグラ君に

そら豆とポテトのサンドイッチ。 最小限の素材、最短時間でつくったわけはお天気のいい春の朝はそわそわとして一刻も早く出かけたくなるからです。 The Wind in the Willows(邦題『たのしい川辺』)というイギリスの絵本に出てくる春のモグラ君を想いなが…

ハートと顔。朝食パン日撮

バゲットをやや斜めにスライスしていって大きめに残した最後の端に水平にナイフを入れたとき、ふいに出合うハートのかたち。 毎回違うそのかたちに心動かされ、レンズを向けてしまう。 もう何枚撮影しただろう。 保存して収集するわけでもないのに思わず撮影…

パリより2008クープ・デュ・モンド結果速報

パリの製パン製菓見本市にて開催されていたCoupe du Monde de la Boulangerie(ベーカリーワールドカップ)の結果速報を昨日の夕方、現地からいただきました。 1位 フランス2位 台湾3位 イタリア 日本チームは残念ながら3位には入らず、でした。選手の皆さま…

パン特集いろいろ

この春は雑誌のパン特集が本当に多いようです。新生活スタート→朝食を食べよう→パンという流れかもしれませんが、秋も多いのです。 春と秋は気候もよく酵母も安定します。一年中同じようでいて、実は春と秋、自然のチカラに影響を受けるパンがおいしい季節…

花のサンドイッチ

花散らしの風。仕事場では海鳴りのような音が聴こえています。床に、どこからか舞い込んだ桜の花びらを発見。 桜が散らないうちに……と思って書いたサンドイッチのレシピをひとつ公開しました。 新しい記事:桜胡瓜のお花見サンド