2005-01-01から1年間の記事一覧

2005年の終わりに。

今年もAll Aboutパンのサイトをそしてこの日記を楽しみにしてくださった皆さまどうもありがとうございました。来年も、おいしいパンのお話を、たくさん、発信していきたいと思っています。また、皆さまも、おいしいパンの話を聞かせてください。皆さまにとっ…

今年もあとわずか

メールの最後に、よいお年を、と書き、書かれ電話の最後にも、会って別れる人とも、そんな言葉をかわす毎日。ひとつひとつ、むすんでいく、今年の仕事。2005年は、よい年でした。温かい人と人のつながりを感じることのできたよい年になりました。年の瀬に、…

和糖松風

和糖松風、という蒸しパンをみつけた。それが築地の茂助だんごのものだったので興味をひかれて買ってきた。大納言いり。パンと並べるのではなくて、お菓子としてお茶うけにいただくのがおいしい。

抱きしめたいパン

最近小さなパンを取り上げることが多かったけれど大きなパンも、いいと思っている。この日記を始めた2003年、たしか一番初めのパンの話題はクラフト・エヴィング商會のdbベーカリーの話だったもの。写真のパンの大きさは直径30センチほど。大きさを視覚で感…

ペリカン

ベストパンに毎年、ゆるぎない人気をもって必ず一定の票がはいるしあわせなパン屋さんに浅草のペリカンがある。わたしもここの、小さな食パンが大好きで紙袋も、店構えも、とても、好き。ひさしぶりにおみやげにいただいてうれしかった。メッセージをひとつ…

ベストパン★2005の発表とバードランド

読者が選んだお気に入りパン屋さんベストパン★2005の記事を公開しました。夜は仕事ではなくて友人たちと焼き鳥屋さん、バードランドへ。大手製パン会社で開発の仕事をする女性たち。スーパーマーケットやコンビニでみかけるA社のあのパンをつくった人、B社…

温かいメッセージと大鍋のスープがあれば

書籍に関して、この日記やメインサイトの記事に関してメッセージをたくさんいただきました。それらはどれも、わたしにとってうれしいクリスマスプレゼントになりました。とても、励まされました。ありがとうございます。◇ゆえさん本買いました!!インターネ…

マルガレーテさんのシュトレン

舟田先生から、マルガレーテさんのシュトレンのおすそわけをいただく。最近は町のパン屋さんでシュトレンをみかけることがほんとうに多くなった。ことしも、何種類か食べた。おいしいものは、スパイスがとがっていなくて香りも食感もすべてがまろやかにまと…

金柑蜜煮

贈りものに添える金柑蜜煮。なにか煮て、こうして瓶につめると満ちたりた気持ちになる。メリークリスマス!もうじき、新しい年へのカウントダウンが始まる。

冬至のかぼちゃ

アジアのリゾートホテルを思わせるスパの神聖な感じまでする静けさに包まれて、ときほぐされて心もからだもしっとりと夏の心地になった。ところが、一歩外に出ると木枯らしの現実だった。かぼちゃを買って帰り着く頃はすっかりもとどおり冷えきってさきほど…

料理通信社の始動

「料理王国」編集長だった君島佐和子さんら編集部員9名がそろって独立されて新会社を設立し、きょうはその事務所でパーティでした。パンでも料理でも、知られざるヒト(料理人や職人や生産者)とモノ(素材)を追求し、そのすばらしい情報を正確に書いて伝え…

ベストパン★2005、ほんものの言葉。

今年のベストパンは過去最大の投票数でした。皆さま、どうもありがとうございました。コメントもいつもよりたくさんあったのをひとつひとつ大切に読ませていただきました。損得勘定や義理のない、ただ好き、という気持ち。どのような言葉、表現を使っても個…

パンとお惣菜”LaDish”OPEN

元ジェラールミュロ福岡でグランシェフをされていたヤマサキシェフ(お名前の漢字が文字化けしてしまうのでカタカナにします。)から素敵なお店の情報いただきました。宮崎市に12月8日、お惣菜、パン、洋菓子、フルーツの店LaDishがOPENしたそうです。ベーカ…

実家から持ち帰ったもの

先日、久しぶりに訪れた実家の庭でとってきた金柑を蜜煮にした。これでおいしいタルティーヌができる。レシピをすこし書きなおした。おいしい、という言葉にそれをつくる過程への想いがプラスされる。光の記憶、生まれた土地の匂い、母の手。祖母がいなくな…

BREAD&COMPANY

青山に昨日OPENしたBREAD&COMPANYへ。「COMPANYの語源はラテン語のCOMPANIA(=仲間)古くはパンを分かちあう人たちをそう呼んでいました。」焼きたてのバゲットをテーブルで切り分けておいしいペーストやパテ、チーズなどのsomething good(COMPANY)ととも…

新スタイルのスターバックス

小田急線の鶴川に先日OPENしたスターバックスはオリジナルのベーカリーを併設している。トレイを持って、好きなパンをとってレジに持っていくシステム。「アンデルセンベーカリーパートナーズ」の冷凍生地で焼きたてのおいしさを提供する。こういうコーヒー…

豆の王様(誰も知らないクリスマス)

昨晩は、上智大学ソフィアンズクラブで舟田詠子さんの講演があった。シュトレン、ダイフェカーターなど誰も知らないクリスマスのパンの話について毎年興味深く受講してきた。今年は豆の王様。先生はお菓子のなかの一粒の豆によって王を選ぶという習慣の源を…

人気ベーカリーのXmasパンとメッセージ

for F の企画でクリスマスならではのパンが世界中から集まりました。ドイツ、オーストリア、イタリア、デンマーク、ポルトガル。フルーツやナッツをたっぷり使った、いつもとちょっと違うパンたち。この機会にパンの歴史や文化の物語に触れてみるのも楽しそ…

ジャムの妖精

クリスティーヌ・フェルベールはジャムの妖精といわれている。ふるさとのゆたかな果物を使い、パティシエールならではの技でひとつひとつ手作りされるジャムは、パンに塗るというよりのせたくなる、もしくはそのまま食べてしまいたくなるジャムだと思う。今…

オーガニック素材のパン

ここ数年、パン屋さんで、オーガニックという言葉を見かけることが多くなってきた。でもその言葉はファッションで使うものではなく商売のための言葉でもないと思う。アンデルセンのグリーンブレッドシリーズはオーガニックの素材でつくっている。ホワイトス…

なかなか食べられないパンの話

今年の冬のパンのお取り寄せの記事、3つめをスタンバイ。今晩UP予定。それから約一年分の伝票整理(こんなにためちゃって・・・)と読書の一日。夜、雪がちらついている中、安くておいしいイタリアンの店に行く。パスタやピザをいろいろたのんでしまうので…

バタートーストにうってつけの日

遠くのパン屋さんからパンとコーヒーを買う。おいしい水で挽きたてのコーヒーをいつもよりゆっくり淹れた。こういう日、パンは軽く焼いてバターをのせてシンプルに食べる。

月が綺麗な夜

お能に行きました。せわしなかった日常を離れいつもと違う時間の流れに身を委ねました。一年間走って、息をいきらしていたのがようやく立ち止まって、深呼吸できたようなそのひとときではるか彼方まで遠出したような能楽堂の上に浮かぶ月が綺麗でした。*初め…

しずかな夜に

今年は、気がついたらもう、すっかり冬になっていた。休みもなく、どこへも行かなかった。ほんとうは時々休んだ。どこに行く自由もあった。全部、自分で考えてしたことで、全部、自分の時間だった。いまの時期はいつも、一年間を振り返る。好きなことを仕事…

Zopfのクリスマス

Zopf・・・やはり、楽しみがいろいろあるお店です。今年のZopfのクリスマス特別セット(All About読者限定50個限り)はフェーブが入ったシュトレンと400年前のパン。このシュトレンに入っていた銀色のポットはコーヒーや紅茶ではなくて、書いてある文字から…

いいことのきっかけ

あちこちから『おいしいパン屋さんのつくりかた』のご感想をいただいて、胸がいっぱいになっています。読んでくださって、ありがとうございます。わたしだからこそできること、これからも考えていきたいと思っています。*日記への感想メッセージ。◇rikiさん…

紅心大根とパン屋さんの番組

料理屋さんでみかけて、スイカみたい!と思っていた大根を見かけたので、買ってみました。こうしてみると、大きなラディッシュのよう。*今週末のWBSで、パン屋さんの特集をするそうです。これは情報番組だけれどもパンをブームとか遊びではなくとらえる企画…

デパートの地下はワンダーランド

新宿伊勢丹のアンデルセンのオーガニック素材でつくったパン、GREEN BREADコーナーはなかなか素敵。このデパートではどこのパンもおいしそうに見える。デパートの中にあるパン屋さんもどんどん進化しているように思う。それにしてもチョコレートを買おうと思…

ゴマパンのサンドウィッチ

Zopfのセレアルにはさむのになにより好きなのがアボカド。塩をぱらり、と振ります。今日はクリームチーズと生ハムも少々。

マインベッカーのデツェンバー

期間限定のクリスマスセットのご紹介第一回目はマインベッカーからデツェンバー(12月)セット。マインベッカーのシュトレンはきび砂糖がまぶされています。ベッカライブロートハイムで修行していたこともある、宮崎さんが焼くドイツパンはかなりおいしいの…

書籍を出版しました。

書籍を出版しました。本を出すことはひとつの目標でしたので、とてもうれしかったのです。でもそれが書店で積まれているのをみつけたときには、わたしらしくもなく、ドキドキして近くにいくことができませんでした。本は『おいしいパン屋さんのつくりかた』…

ベストパン★2005本日締切り!

All About読者が選ぶベストパン★2005本日締切りです。今日のピックアップ: ベストパン★2005

デスクトップチョコレート

最近、デスクの横にはチョコレート。いつもの板チョコのうしろには、こんな絵があります。わたしは、ほんとうに職人の仕事が好きです。 *今日も感想メッセージへのお返事を。◇miyaさんもうすぐ美穂子さんの本がお店に並ぶのですね!ここしばらくお忙しかった…

日記への感想メッセージ

たくさん感想メッセージをいただいています。今日はお返事を書きます。◇JURIANさんこんにちは、TVの放映見ました。ここでアルバイトをしています。そして、去年偶然見たアップルフィグシナモンを作っていました!あまりネット上のレシピを実際につくること…

地鎮祭

昨晩はとても遅くなり午前さましたにもかかわらず秋晴れのとても気持ちのいい朝を迎える。濃い紅茶と薄いトーストがおいしい。ある地鎮祭に出席した。なおらいで、建築家のT先生が「建築は信頼関係なしには成り立たない」と言われたことが心の奥まで響いた…

昔の友人たち

年に1,2度、大学の友人たちと大勢で集まる。一緒に遊んだ人たちではあるけれど、先輩ばかりで卒業してから話ができるようになった人もいたりする。年を重ねるごとに、年齢の距離がなくなっていくように感じるのはなぜだろう。(そんなこといって、なまいきか…

キャロットラペのサンドウィッチ

キャロットラペと生ベーコンの組み合わせ。わたしは好きなパンを用意して、ハム類にはキャロットラペを添えようと考えていただけでそのすばらしい組み合わせのことを知らなかった。レーズン入りのラインザーメン ロジーネ フォルコン ブロートでキャロットラ…

おいしいパンのあるクリスマス

先日スタイルストアでコーディネートした「おいしいパンのあるクリスマス〜家で愉しむパーティスタイル」が公開されました。こういうコーディネートをするときはたいてい、最初にパンありきで、パンにあわせてチーズなどを選んでいきます。頭の中でこんな感…

100%パン

18日の日記に書いた本を読み終わりました。自然や風景、人々の生活とつながるパンの話。パンとは本来こういうもの、ということをわかっていると、世界はきっと、違ってきます。知らない名前のパンがたくさん出てきた「世界のパン巡り」の章。ファリュッシュ…

ベーカリーコレクション パンブッフェ

シェラトン・グランデ・トーキョーベイの布施シェフよりお知らせをいただいた。12月2日から10日までホテル内カスケードラウンジにて「ベーカリーコレクション・パンブッフェ」を開催するそう。40種以上のパンはクロワッサン、ブリオッシュ、菓子パン、ハード…

パン屋さんのお菓子--4

パンを齧りながら歩くことはあまりないけれどカヌレを齧りながら歩くことはあるかもしれない。表面がガリリっとするところなかがしっとりとしているところ香りがいいところがおいしいバゲットと似ているかたまったカスタードのような蜂蜜のケーキのようなそ…

汐留〜銀座散歩

汐留のショウルームに行ったついでに銀座まで足を伸ばす。昔勤めていた会社は汐留の近くにあってわたしは15Fにいて、海や街並みなどすばらしい眺めがあたりまえの日常になってしまうような、贅沢な感覚のなかで、いまとは違う仕事をしていた。会社が終わっ…

おいしいドイツパン

おいしいバゲットがいつも食べられたらいいなと思うように、おいしいドイツパンも手に入りやすくなるといいなと思っています。昨年だったか、初めて食べた時からその店のドイツパンをおいしいと思っていていつかはご紹介したいと思っていたお店がありました…

クリスマスの飾りと何百年の歴史

撮影のために、久しぶりに出したクリスマスの飾りとともに布たちにも風をあてた。19世紀のキルトトップには、大切な思い出がある。18世紀、19世紀・・・先日購入した大型の本は昔の絵とともにパンの歴史が解説されていて美術館にいるような気持ちで読んでい…

秋の公園

昨日、犬たちと散歩した小1時間のゆたかさにすっかり打ちのめされてしまった。という表現はおかしいけれど、大切な時間だった。今日は打ち合わせで赤坂にいて、遠くのビルにあたる夕日や欅の美しい大木を見上げながらそういう瞬間に感謝していた。まだ本格的…

おだやかな冬の日のためのホワイトスープ

気がつけばもうこんなに秋が深まっていて、冬の気配まですることに、なんだかタイムトラベルしているような気持ちです。ここ半年携わってきた仕事がもうすぐ終わります。仕方なかったとはいえ、わたしの標準で考えると、ここのところ慌しすぎたように思いま…

パン屋さんのお菓子---3

デイジイのメレンゲには、スライスしたアーモンドとチョコの小さなかけらが入っていた。チョコ入りは魅力。今日はたくさんのパン屋さんと、そのまわりで仕事をされている方々とお会いした。皆の前で話したときには、短時間で、いつになくあがっていたので、…

パン屋さんのお菓子

おとといの日記にメッセージをいただいた。◇おにぎりさん僕は、毎朝このスコーンを144個焼いているのでこの日記がなんかうれしかった。今日はいろいろあって気持ちが沈んでいたのでそんなメッセージにたすけられました。おにぎりさん、どうもありがとう。そ…

ビゴさんに会う

二子のデパートのビゴの店で買い物中にふと隣に現れた男性が、藤森さんだった。ムッシュも来てるよ、というので、ごあいさつに行く。プライベートで、デパ地下散策中のビゴさん。ビゴさんは日本のパンの普及に素晴らしい貢献をしたフランス人。14日は来日40…

クランベリーのスコーン

神戸屋のスコーンがおいしいので時々買う。最初に三角形のスコーンを出したのはどこだろう。わたしの中では、スコーンは丸型に抜いたもので、四角でも三角でも丸めたものでもなかったのだけれど、いつのまにか、どの形もスコーンと呼んでいる。パン屋さんの…