2008-01-01から1年間の記事一覧

New Year's Eve

見通しが良い、ということで縁起物の ハスは今年、as leafのお惣菜パンや タルティーヌにもよく使いました。 好きだから、という理由は大切。 大晦日。 友人が来て、ひと足早くお祝いの席。 何をつくったかはこちらをどうぞ。 今年もさまざまなことがありま…

シュトレンカンパーニュをシェア

昨日、ナショナルデパートから届いたばかりの 大きなカンパーニュを友人とシェアした。 食べきりサイズのパンもいいけれど 大きなパンには大きなパンでしか出せない味がある。 わたしは、パン文化研究者の舟田詠子さんのところで 本格的なシュトレンを味わっ…

友人が来た日

友人が来るので犬たちを洗った。 激しく色落ちしたので、二度洗い。 呆気にとられて、そして笑ってしまった。 それから、雑巾で床を磨いた。 仕事はまだ残っているけれど 年末の気持ちになる。 近くの広島焼き屋さんに行ってきて、今度は ワインを飲みながら…

冬の蜂蜜トースト

朝の散歩中、垣根越しに呼びとめられて振り返ると、 庭の柚子を収穫している近所のご主人、犬の散歩友達でした。 The early bird catches the worm. いただいた柚子はブリ大根に、残りはすべて蜂蜜に。 柚子皮を漬けて一日もすれば、柚子の香る冬の蜂蜜の出…

今年のベストパン★グランプリ

ベストパン★2008が発表になりました。 グランプリを受賞したブレッド&サーカスは わたしも、好きなパンがいろいろあります。 たとえば「デーツといちじくの甘めのパン」。 このパンについては何度か書いていますが 今ここで素材や製法について説明しようと…

クリスマスのパン屋さん

パン屋さんで、クリスマスにバゲットの 予約をしているお客さまを見かけました。 スーパーマーケットのパン売り場には いつになくたくさんの袋入りバゲットが並ぶ季節。 バゲットは日本全体ではまだ、ケーキと同じで クリスマスに一番つくられて、売れていく…

我喜歡的設計

『新しい住まいの設計』誌の 我喜歡的設計(ウォ・シー・ホワン・ダ・シァ・ジー) 「私の好きなデザイン!」というコーナーに 我が家の脚立が載りました。 取材のとき、昔の話をしました。 昔、小さな雑貨店を営んでいたときのこと。 お店でラジオを聴きな…

雨の日の取材と象の鼻

昨日は遠方まで取材というのに つめたい雨模様でした。 そんなとき、本気で専用車が欲しくなります。 パンを適切な状態で持ち帰れるし、車内はきっと 温かく、パンのいい香りで満ち満ちて。 でも雨の日の取材にもいいことがあります。 いつもよりほんのちょ…

パン好き犬の白い眉

“白眉”とは、中国の故事に由来する言葉で “同じく優れたものの中で最も傑出しているもの” パンを切っているとトコトコやってくる 我が家の豆頬髭犬たちは、女のこらしからぬ 立派な白い眉を持っていますが…… パンを手からあげるときは、 よほど注意しなくて…

モダンな白眉

2003年の夏に、渋谷のVIRONを紹介する記事のなかで ブラッスリーへの階段の壁にかかる写真のことに すこしだけ触れました。 小麦農家やパン職人のモノクロの写真は、 その前を通るたびに、温かい気持ちになるのです。 その写真を撮ったパリ在住の写真家、兵…

キャラメルアップルパンケーキ

日曜なのにウィークデイの習慣が身についていて、つい 早起きしてしまったので、薄暗いキッチンでいつもより時間をかけて パンケーキを焼きました。今朝は、キャラメルリンゴなど添えて。 キャラメルリンゴは、フライパンにグラニュー糖を入れて スライスし…

心の中で歌う

ことしは、犬たちのイタズラが心配なので、彼女たちが来れない場所に クリスマスツリーを飾りました。 先日、京都の店に頼んでいたものが届いて、(パンではないのですが) 包みをひらきながら口ずさんでいた歌は、Michel Franksの”Chrismas in Kyoto”。 ク…

もうすぐクリスマス、シュトレンの季節。

毎日のように降り続けていた欅の葉が、小降りになった と思っていたら、テーブルに映るすっかり裸の木々。 クリスマスが近づくこの季節、今年もすでに何種類か シュトレンを食べています。 アンデルセンのショコラーデはクランベリーやアプリコット の入った…

朝食のテーブル、赤い実のゼリー

最近の朝食のテーブルから、 食パンやバゲットのトーストの友だち、 レッドカラントゼリー。 果実味たっぷりのプリザーヴもいいけれど トロンとなめらかなゼリー状のジャムを トーストにつけるのが大好きなのです。 昔、マーマレードジェリーというのがあっ…

フルーツのパン、至福のひととき

ドライフルーツがぎっしりと詰まったパンを ちょっと温めて、つめたいバターのをのせて食べる。 最近気にいっている、ちょっと危険、 だけれど至福、のひとときです。 ベストパン★2008の投票が始まっています。 皆さまのお気に入り、ぜひ、教えてください。

『毎日食べたいごちそうパン料理』

日本パンコーディネーター協会の稲垣智子さんと 更家友美さんのパン料理の本が発売になり、 All Aboutのコーナーでご紹介させていただきました。 いまの日本、さまざまなパンがあって 楽しみ方もいろいろです。 美味しいお店をあちこち食べ歩きするのが大好…

本当に必要なもの

昨日は、横浜グランドインターコンテイネンタルホテル31Fのカリュウで行われた 牛場靖彦先生のリスクマネジメントサロンに出席していました。 ほとんどの人は、大企業、または独立して事業をされている方々なので、 わたしは少し異色なのですが、数を重ねる…

冬の朝のお楽しみセットSOLD OUT

ameen's ovenの冬の朝のお楽しみセット ここでご紹介したばかりでしたが、早くも完売との お知らせをいただきました。 これから全国150のテーブルで、冬の朝のお楽しみが くりひろげられることでしょう。 All AboutのセットはSOLD OUTですが、お楽しみはまだ…

冬の朝を楽しく過ごす

いよいよ12月、ホリデーシーズンにふさわしい パンのお取り寄せセットをAll Aboutでご紹介しています。 今年はあえて、シュトレンなどのクリスマス色をなくして、 冬の日常のパンにこだわっている感じになりました。 ameen's ovenでは、食パンが3つ重なりそ…

アップルフィグ&ブルーキャステロカスクルート

昨秋、アンデルセンの「パンを楽しむレシピコンテスト」 に応募して賞をいただいた作品が、新宿伊勢丹のアンデルセンで 商品化されました。 いくつか変更点があって、そのままではないのですが。 本日より発売と聞いて見に行ってみました。 時間が早すぎたの…

旬の果実味たっぷりのデニッシュ

なんて罪深い、と思う、夕食後。 旬のリンゴの香り、果実味たっぷりの 美しいデニッシュには抗えない。 幾重にもかさなるパリパリとした薄い層も 明日にはきっと失われてしまうと思えば 今晩中にいただくしかないのです。 デニッシュの食べ時が、わたしはい…

パン屋さんのおやつ、Vegan Biscotti

ヴィーガンビスコッティ。クランベリーとピスタチオ。 ヴィーガンといったら、完全菜食主義者だから これは乳製品やたまごも入らないビスコッティです。 いかめしい名前がついているけれど ameen's oven製なので、かなり幸せな雰囲気のおやつ。 ameen's oven…

冬のパンのお取り寄せ

我が家の冬のテーブルは、これからしばらくの間、 おいしいパンで賑やかになる。 平穏な日々に感謝して、ひとつひとつ大切に温めよう。 * お取り寄せ企画のためのパンの撮影が終わりました。 この連休は、思わず笑みがこぼれるようなおいしいパンが たくさん…

黄金色のハチミツバタートースト

昔、喫茶店にあったような、切れ目が入ったトーストをつくる。 バターをのせて、ハチミツをたっぷりかけて、黄金色の ハチミツバタートースト。 こがねいろ……といえば、窓の外では冬のようにつめたい風に舞って 黄金色に染まった欅(けやき)の葉がしきりに…

Early Bird Delights

早朝から仕事に行く夫は、車の中でサンドイッチを食べる。 ベースにおいしいパンがあって、食べる人がわかっているから 何も難しいものは作らない。 サンドイッチは2種類、何か甘いものも。 最近よく使う甘いものは、グレープフルーツと マンダリンオレンジ…

ノスタルジーという名のチーズとホームパーティ

ノスタルジーというロマンチックな名前のついた チーズを見つけたので、友人夫妻のところで 開かれたBBQパーティに持っていった。 Saint Marcellin NOSTALGIEは牛乳製なのに、 シェーブル?と、一口食べた誰もが感想を述べる。 マットな白い色味、目の詰まっ…

ガレット・デ・ロワの夜

フランスで、新年を迎えると、お菓子屋さんやパン屋さんに並ぶ、 ガレット・デ・ロワ。家族や友人と新しい年を祝うときに皆で食べる、 フランスで古くから愛されているお菓子です。 こうした伝統菓子の魅力と文化を伝える、Club de la Galette des Rois (ク…

薫々堂のブリオッシュバラエティ

昨日は、クラブ・ド・サントノーレのセミナーで 日本製粉東部技術センターへ。 今回は薫々堂の亀山修二さん、裕子さんご夫妻を講師に迎え おふたりがこだわりを持つ、さまざまなブリオッシュの実演が ありました。 パン職人になり、薫々堂を始めるまでのお話…

テストキッチンにて

テストキッチンに行くと いろいろなタルティーヌ いろいろなサンドイッチを チームの人たちがつくってくださっていた。 原点にあるのは、自分で材料を調達してきて 自分と、大切な人のことを想いながら作った スローでクイックで小さな料理。 そこには、小さ…

"h;ve cafe"OPEN!

BOULANGERIE A(ブーランジュリー アー)半蔵門が、 飯田橋にh;ve cafe(ハイヴ カフェ)をオープンしました。 半蔵門から届けられるパンと日替わりスープ、カフェ丼などの ランチやオリジナル焙煎コーヒーはテイクアウトも可能で、 キャンドルが灯るディナ…

ベーカリー・ヨアストのお話

日常の慌しさにまぎれていても、 ひととき静かに心を澄ませてみましょう。 森の新鮮な空気を吸ってみましょう。 小鳥のさえずりに耳を傾けてみましょう。 パンの香りを嗅いでみましょう。 この匂いをしっかり覚えましょう。 それはパンのおいしい香りに他な…

パンの香り

パンの香りには200種類近いにおいのもとが混じり合っています。 あるにおいがほかのにおいのじゃまをすることはありません。 そしてどのにおいも果物や花や森の記憶を呼び覚ますのです。 『エリック・カイザー60のレシピ 100%パン』より パンを撮影をしてい…

クインビーガーデン メープルスイーツコンテスト

株式会社クインビーガーデン主催、 メープルスイーツコンテストの表彰式に出席しました。 応募総数144作品の中から、金賞を受賞したのは 菓子部門でエントリーしたカルチェ・ラタン オーナーシェフの冨田和彦さんの「ケベックの森」。 銀賞はアシェット部門…

メゾン ロミ・ユニとバビントンの想い出

レモン味のアイシングに目がない。 ケーキならばウィークエンド、レモンにポピーシード。 パンならば、レモンラスク。 クッキーに塗ってあるのも大好きで、だからメゾン ロミ・ユニで それに出合ったときはニッとしてしまった。 「みんなアイシングが好きだ…

パンをちぎる、という行為

ナイフの刃を入れるのではなく、指先でちぎるのは、 柔らかいパンだけに許された行為だ。 水分を湛えた生地ならば、半透明の層が柔らかく 伸びて、ちぎれる。 おいしいパンの感触。 ちぎっては、食べ、ちぎっては食べ。 とまらなくなるかもしれない。 ちぎっ…

おやつの時間

大人のくせに、おやつ、という言葉は 結構よく使う。 散歩中に発見した、くま猫お八つは 和風の手づくりパンとお菓子のかわいいお店。 お饅頭さながらのあんぱんは、おやつにいい。 木枯らし1号が吹いた日に、ほんのり温かいのを、 手で包みながら、歩いた。…

散歩日和

昨晩は渋谷と代官山で、大学時代の先輩方と飲んでいました。 長い長いブランクがあっても、つい先週まで会っていたような 空気になるのが、すごい。涙が出るほど笑ったりできるのも。 深夜0時を過ぎた通りには、お化けの格好をした人たちが ふらふらと歩いて…

ハロウィンの週末

昨晩はマーケティング関係の仕事をしている友人達と 久しぶりに青山で会って食事をしました。 ていねいに作られた和食がすばらしい店なのですが、 家庭的なお惣菜だけに、贅沢な勉強の場ともなりました。 蓮根まんじゅう 料理に合わせて選ばれたビオのワイン…

America Cheese Festival 2008

アメリカ乳製品輸出協会主催、アメリカチーズフェスティバルが 九段下のホテルグランドパレスで開催されました。 会場はテイスティングサロン、料理コンテストの実技やセミナー のスペースに分かれ、同時進行で賑わいを見せていました。 まさにフェスティバ…

理想のマフィン

フォークでザクザクと刺して ふたつにしたマフィン。 これから焼きます。 トースターに入れてしまえば 心ここにあらず、となり トースターから出てきたら 撮影している時間なぞないのです。 これは今、つくってもらっている 冬のお取り寄せ企画のためのパン…

偶然のマフィン

今朝、パン屋さんから届いた箱のなかに イングリッシュマフィンがあった。 What a coincidence!

イングリッシュマフィンが食べたくなって

マフィンが食べたくなったとき、よく買うのは 紀ノ国屋スーパーマーケットのイングリッシュマフィン。 プレーンはとても軽い。 ナスのマリネとモツァレラのマフィンサンドで使った。 「ホールウィートマフィン」は全粒粉のザクっとした食感のほか レーズンと…

何もなかった夜のバゲット

先日、借りていた傘を返しに、お菓子を持ってふらりと立ち寄った 友人のお店に、クローズする時間までお邪魔してしまうこととなり、 話が尽きないので、そのまま家に呼んでしまったものの、おもてなし の準備など、な~んにもない!ということがあって、とり…

どこにもないパンの考え方

レシピより、その人がどんな思いでそのパンをつくったかを知りたい、と思う。 ブランジュリタケウチの竹内久典さんがパンの本を読むときに思うことは わたしが職人さんを取材をするときに一番知りたいことと同じだった。 わたしはパン職人ではないので、製法…

洋梨とチーズをのせて

秋のランチに クルミのパンにとろけるような洋梨と カマンベールチーズをのせて……。 チーズもちょうどいい頃合で つい何枚もいただいてしまいました。 洋梨は固いのをテーブルにころがしておいて 香りが立ってきたら、食べごろです。 本日1歳の誕生日を迎え…

秋の実

この、ブルーベリーみたいなのは、何かな? まだ新しい、メゾンロミユニの前の鉢植えに 美しい実がなっていた。 パン屋さんでも、カフェでもそうだけれど 植物を大切に育てているのを見かけると ここには絶対に素敵な人がいる、とわかる。

薪能の夜

友人夫妻と、月窓寺の薪能へ。 随分まえから楽しみにしていたのです。 お寺の境内で開催されるお能は、能楽堂でのものと違って 外の音や人の気配が気になるものですが、それは始めだけで、 薪の炎を見、笛の音、太鼓の音に耳を澄ますうちに、いつか 非現実の…

フランス展のArt de Pain

新宿タカシマヤにて開催中のフランス展に出店しているArt de Painを取材。 先日うっかり、アルザス名物のクグロフを買い忘れたということもあったけれど、 ドルフェールさんの話を聞いていたら、もっとArt de Painのパンが見てみたくなったので。 店頭に立つ…

シガーショコラとパン・ト・ショコラ

学芸大学にOPENした、いがらしろみさんの 新しい店、Maison romi-unieに取材に出かけました。 フランスで自家製のお菓子や料理を「ア ラ メゾン」と 特別な想いを持って呼ぶように、ろみさんも「メゾン」 という響きに温かい想いを込めます。 Maison romi-un…

「パンは人生を楽しくする」

「パンは人生を楽しくする」 それがクピド!の原点。 そこから始まるこの素敵なパン屋さんの ストーリーを、どうぞ。 アルチザン ブーランジェ クピド!