2009-10-01から1ヶ月間の記事一覧

ジュリー&ジュリア

12月に封切られる映画『ジュリー&ジュリア』の試写会に行ってきました。 「食べることが好き、そこからすべてが始まった」なんて、わたしたちに ぴったりだねぇ……と、誘ってくれた友に感謝。 メリル・ストリープの扮する、アメリカ人料理研究家ジュリアは 1…

冬のパン

あちこちで、門のところの置かれたジャック・オ・ランタンの 飾りを目にする頃になると、犬のマフィンのことを想う。 下のほうに白目の三日月ができるキラクリの目や、黒くてつめたい鼻や まっしろな頬髭のことも、ひなたのような匂いも、 別れてからもう、3…

BROT-TEIL DES LEBENS

パン文化研究者、舟田詠子さんから講演のお知らせをいただきました。 今回は、ドイツの出版社から届いたばかりの舟田先生の ドイツ語で書かれた新刊 『パン 人生の一部』の内容が語られます。 日時:2009年11月13日(金)19:00 ~ 21:00 場所:新宿西口ハロ…

庭の柿

近所のかたに、パンを差し上げたら、ジャムをいただき、 栗の渋皮煮をお返ししたら、庭の柿をいただいた。 そういえば、柚子のこともあった。 土地のもの。季節のもの。庭の果物は、憧れ。 ほどよく熟れた柿は、クリームチーズとあわせて サンドイッチやタル…

エスカルゴという名のパン

先日、落ち葉を掃いていて、溝に落ちていた葉を 素手でつかんだら、ホームレスのエスカルゴ(Guess what!) を触ってしまい、固まった。これから気をつけよう。 それはともかく、 パンとコーヒーの匂いが、いつもより濃く漂う気がする雨の日。 今朝のパンは…

寒空の下でランチ

冬みたいな寒さの中、シュールムジュールのテラスで昼食。 本日のメニューは、ゴボウのスープに始まって、パンとサラダ、メインに デザートはリンゴのクレープ、コーヒーで締めくくり。 どれも丁寧に作られているとわかる味なのに、これで1000円。 ほっと、…

アクアパッツァ

アクアパッツァを食べたあとの、 だしの利いたスープでつくってもらう リゾットがおいしくて、あっというまに 平らげてしまった。 いつも人気の小さなお店の、エアポケットの ような貸切時間に、こっそりつくってもらった。 テーブルにおいしいバゲットがあ…

野生のチカラ

先日のスペルト小麦のセミナーで、 品種改良されていない植物の持つ、原始的な強さについての 話が出たとき、わたしはデジャヴのような感じがして 何かを思い出しかけていたのだけれど、それがわかった。 それは、Taste of Nordicのジャムだった。 改良され…

Casatica di Bufala

この、枕みたいなチーズは、水牛のミルク製の白カビチーズ。 水牛のブリーとも呼ばれているそうです。 イタリアのベルガモの従業員10人の農場のなかの、チーズ工房で 1000頭の水牛からつくられていて、飼料などもすべて自社農場で まかなっているそうです。 …

野菜カレー&チーズピタ

お昼に、野菜カレーと、なかにチーズがたっぷり 入っている、紀ノ国屋のピタパン。 熱々をディップして食べるのって、おいしい。

ecocolo パン特集と「天然酵母」

ecocolo[エココロ]のパン特集、 こだわり酵母のおいしいパン 発売日。 わたしは、All About Bread! のページで 文章を書かせていただきました。 この仕事の依頼をいただいたとき 「天然酵母パンの特集をしたい」ということでしたので 天然酵母パンって? と…

ハートのイチジク

イチジクを切ったらハートだった。 甘く熟している。 朝はたくさんフルーツをとる。 フルーツで季節を感じて、 朝陽の差しこむ角度が低くなり、 眩しくていつもの場所にすわれないことで 再び、季節を感じる。 パンをちぎってバターをつけたら スプーンです…

パン好きの豆頬髭犬たち

我が家の豆頬髭犬グレイス&ジェムは わたしがキッチンに立つと、それまで寝ていても遊んでいても 寄ってきて、期待に頬髭をふるふるさせながら足元でステイしている。 朝食のテーブルにつけば、椅子の両サイドから前足2本ずつで、 静かにおさえつけられてし…

森のおくりものと竹炭

炭? ではありません。 石窯パン工房 森のおくりものには墨色の竹炭パンがある。 お米を炊くとき、冷蔵庫の中には備長炭。(なんとなく、よさそうで) 炭点前では菊炭。(かりん、という音が好き) 普段、炭はわりと身近にあるけれど、竹炭は知らなかった。 …

古代小麦「スペルト」セミナー

日本パンコーディネーター協会主催、シニフィアン シニフィエの 志賀勝栄さんを講師に迎えて開催されたスペルト小麦のセミナーを取材。 イタリアではファッロ、ドイツではディンケル、英語圏ではスペルトと 呼ばれる古代小麦。 その粉でどんなパンをつくるこ…

パン屋さんのクリスマスマーケットへようこそ

薫々堂から楽しいイベントのお知らせをいただきました。 「アルザス&ドイツのクリスマス風★ひとのかたちをしたパンを焼こう!」 薫々堂の亀山夫妻が講師を務め、パン焼きを体験してみたり、 アルザス風のクリストシュトレン、パンデピス、クグロフなど、 ク…

NAOZO

那須に行っている妹から、パンが届く。 いつも寄る、好きな店のパンだそうだ。 食べるまでに2日経って、おいしい きちんと焼かれたパンの味がする。 とくにレーズンとくるみのパンが好きだと思った。 この温かな感じは石窯……? 後で送られてきた、店の前の黒…

みかんパンとメッセージ

11月中旬まで夏みかんや伊豆特産のニューサマーオレンジ、 そのあと冬の間は柚子、春の初めは伊予柑。 いま、伊豆の石窯パン工房「森のおくりもの」の記事を書いている。 みかんパンは、その時期一番おいしいみかんの皮を砂糖煮にして パンの生地に入れる。 …

栗の渋皮煮の想い出

雨に降り込められた日に作った、今年の渋皮煮。 勤め人だった頃、上司の奥さまが毎年この時期に たくさんつくって分けてくださる丹波の栗の渋皮煮が とても楽しみだった。 あんなに大きくておいしい渋皮煮は食べたことがなかった。 そのときも、それからも。…

幸福なコラボレーション

昨日の、それぞれのプロフェッショナルの話の続きのようだけれど、 CALVAでは、パン職人と、料理人、菓子職人が幸せなコラボレーションを見せてくれる。 たとえばカレーパン。このカレーは料理人の協力あってこその味。 質を高める、プロの仕事。 CALVAの記…

ほんとうの味は安定しない

「食材は、小麦粉も、肉も、野菜も、人工的に合成されたものではないので、 安定せず、味がぶれるのはあたりまえなんですよね」 それを選びとり、技術を持って工夫し、美味しくするのが料理人であり、パン職人、 それぞれのプロフェッショナルだと、西川隆博…

バビントン復刻版

懐かしくて(ローマではなくかつて伊勢丹にあったバビントンが、だけれど) 思わず買ってしまった、バビントンティールーム復刻版のジノリに、早速 のせてみたのは、ここのところ気に入っているハードトースト。 バビントンの固いトースト、あれはあれでおい…

薪窯の匂い

薪をくべて石窯で焼かれたパンが届きました。 ひとつひとつ包みをあけて、取り出していたら こうばしい匂いがたち、家のなかを満たしました。 また、よいパンを焼くひとに出会いました。 このご縁に感謝して、記事を書きます。

2009パングランプリ東京

東京の6つのパン組合(東京都パン商工組合、東京パン連盟工業協同組合、 東京都学校給食パン協同組合、東京青雲会、全日本丸十パン商工業協同組合、 リテイルベーカリー協同組合)が10月2日、初のパンのコンテストを開催しました。 クリームパン部門、ハムと…

カリフラワーのスープ

温かいスープがうれしい季節になってきました。 クタクタになった日の締めくくりに、カリフラワーのスープ。 仕事での試食が続くと、 取り合わせを考えて、好きなものを選んで、全然べつの話をしながら ゆっくり味わう、本来の食事の愉しみが身にしみます。 …