内緒のラスク

パン屋さんの片隅に置いてあったラスク。
ココナッツとメープルの味。
ラスクといっても、これはコロコロとしているところが
わたしが時々作る揚げないカリントウに近い。

そんな美味しそうなものを見つけて、ニッと笑って
それを手にしたわたしは、のちほど釘をさされます。
そう、店名を公表しないことを条件に売っていただいたのでした。

というのはすこし冗談ですが、
大勢のお客さんにラスクを求められると困ってしまうから
内緒にしておいてほしいのだそうです。

ラスクはどちらかといえば残ったパンで作るもの。
たくさん作るには、たくさん残さなければなりません。
残すためにパンを焼くなんて、やはりパン屋さんとしたら
不本意だからかもしれません。

それにしても・・・Delicioso!
つまんで食べながら思わず呟いてしまうのでした。