シガーショコラとパン・ト・ショコラ

学芸大学にOPENした、いがらしろみさんの

新しい店、Maison romi-unieに取材に出かけました。

フランスで自家製のお菓子や料理を「ア ラ メゾン」と

特別な想いを持って呼ぶように、ろみさんも「メゾン」

という響きに温かい想いを込めます。

Maison romi-unieについては、あらためてゆっくり

書きたいと思います。

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お土産を買いに寄ったダンディゾンで、

いつも気になっていたシガーショコラを初体験しました。

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細くて軽いパンに、絞りたてのガナッシュクリーム。

すぐに食べなくてはいけないパンなので、歩きながら……

確かにパンなんだけれど、パンじゃない。

1本が、夢のようにすぐ消えてしまった。

あんなパンは、世界中どこを探してもないのではないかな。

美味しかったな。

2008年の東京で、味わったショコラのパン。

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そこからさかのぼること50年、場所はフランスのアルザスでの

お話ですが、先日のドルフェールさんのインタビューで

「子供の頃は、パン・オ・ショコラなんて見たこともなかった」

という話になりました。

同席してくださったシモンさんの名訳で付け加えられた説明は

「その頃はパン・オ・ショコラじゃなくてパン・ト・ショコラね」

パン・ト・ショコラとは、パンと板ショコラ(板チョコ)を

交互に食す、昔からのパンの楽しみかたです。

フランス語と日本語のミクスチャー感覚。シモンさんたら最高。

わたしはパントショコラも好きです。