恋するベーカリー

Diary100118

2月に封切られる『恋するベーカリー』の試写会へ。

メリル・ストリープ主演、『ホリデイ』『恋愛適齢期』の

ナンシー・マイヤーズ監督による心温まるお話です。

以前紹介した『ジュリー&ジュリア』のようなサクセスストーリー

ではなく、ある意味もうサクセスしているといっていいジェーン

メリル・ストリープ)が陥るComplicated(複雑)な状態

(映画の原題は"It's Complicated")が、コミカルに演じられています。

離婚して10年になるジェーンは、今は人気ベーカリーレストランの経営者。

3人の子供も手を離れ、夢だったキッチンの増築を考えたりしています。

そんな彼女の人生が、前夫と再び恋に落ちたことで、どうなっていくのか……。

しょうもないけれど、どこか憎めない前夫(アレック・ボールドウィン)と

ジェーンの掛け合いが、とってもリアリスティックで笑えます。

大人の事情をひとり察知して困りまくる、娘の婚約者役の

ジョン・クラシンスキーの名演技も楽しい。

ベーカリーやパンが出てくるシーンは少ないので

邦題『恋するベーカリー』の意味は、わたしにはちょっと

Complicated(わかりにくい)感じだったけれど、

アメリカの大都市にありそうなお店の様子はなかなかでした。

そのベーカリーのシーンのために、

過去にMartha Stewart Livingの編集ディレクション

ジュリー&ジュリア』のコンサルティングに携わった

スタイリストがNY中のベーカリーからパンを集めたというし、

わたしも大好きなサラベス・キッチンも関わっていると知って

なるほど!と思いました。

だから、もうちょっと見たかったかな。

というわけで、パンより、ラブ。

それも、かなり大人の恋です。

可笑しくてせつない……大人におすすめの映画です。

『恋するベーカリー』2月19日(金)より全国ロードショー