普通のパン

今年の桜は長持ち。それとも、愉しむ余裕。
昨年の今頃を思えば……。

今日は都知事選のあとでお花見散歩に行きました。
いつも通らない道で、週末だけパンやお菓子を
焼いているらしいお店を発見したり
古くからあるパン屋さんに寄ったり
それは興味深いものでしたが、どちらにも
わたしの探していた普通のパンはなく……。

普通のパン。

先週実家に帰ったときに、母が
「そろそろ焼きあがる時間だから行きましょう」
と言って向かったのが、デパートの地下にある
パン屋さんでした。

そこで彼女は迷わず2斤、フランス食パン
とかいう名前のプレーンな山型食パンを
トレイにのせたのでした。

そういう普通のパンを探していたのですが。

母が好んで買うパンは幸せな朝食を
約束してくれそうな気がする。
実家のある町のデパートの地下の店の
そんなパンが、わたしにとっての「普通のパン」の
基本となっているのかもしれません。

最近のわたしは、普通を探しながら
普通とは何か、と考えこんでいます。