歌うパンと犬

12月、ダム・ド・フランスで今年最後の
バゲットの歌を聴いていました。

 

窯から出したてのバゲットが外気に触れて、
クラストがパチパチとひび割れするときの音を
フランス人は「パンの歌」と言います。

 

そんな原稿を書いている足元で
また別のバゲットの音がします。

 

豆頬髭犬たちが食パンに続いて夢中になっているのは
やわらかなバゲットです。

 

もしあればチョココロネとドーナツも欲しいかな。
(もちろん、シンプルなデザインのものを)
なんて、しょうもないことを、ひそかに思っていたりします。