ウィークエンドハウスとレトロドールの朝食
前の晩に買っておいたバゲットレトロドールを持って
友人のセカンドハウスに遊びに行きました。
GWの渋滞に巻き込まれましたが、車中に漂う
おいしいパンならではの香りが、渋滞のストレスを
和らげます。
友人宅は山の桜が吹雪く頃。
東京が桜の時期には、雪の庭でしたから
時差のおかげで二重に愉しみました。
夕方は、犬たちと草地を走りながら
富士山を眺めました。
さて、翌朝。
ただでさえ劣化が早いバゲットは焼成後1日半以上が経過して
表面が柔らかくなりつつあります。
このまま食べたら職人さんが泣いてしまいます。
もちろん、無謀だったわけではありません。
1.5日が経過しているバゲットレトロドールは、
垂直に6~7センチにカットして、霧吹き(なければ濡れ手を
はらうこと)で水分を補い、予熱したオーブンで短時間で焼きます。
するとバゲットは息を吹き返し、クリスピーなクラスト
しっとりとしたクラムといったおいしさを取り戻すのです。
1本のバゲットをひとつのテーブルで分け合って
おいしく食べきるのは素敵なことだなぁと思いました。
小麦農家の人々(渋谷のVIRONの階段に写真があります)
職人さん、テーブルを囲む大切な人たち、人と人とのつながり。
いろいろなことを想って感謝した、素敵な朝でした。