懐かしい味

いま、パソコンのキーボードを見たら、

AとNと変換キーの文字が消えていた。

Pはまだ大丈夫のようだけれど。

 

毎日何かしら、パンについて書いて

「パン」の文字を生み出すキーを

酷使するからかもしれない。

Diary902010

久しぶりにゆっくりすわって

お昼にパンを食べていたら、ふと

懐かしい想いに包まれた。

子供の頃、暖かい窓辺に置かれたボウルの中で

ふくらんでいたパン生地のこと。

毎日のように母が焼いていたバターロールのこと。

もうそれは記憶の味でしかないのだけれど。

ペリカンのパンは、わたしのこういう仕事の

原点のひとつともいえる、最初のパンの記憶を

呼び起こすようです。