日本元気プロジェクト
「僕たちに何かできないだろうか」
デイルズフォード オーガニックのシェフ、掛川哲司さんが
料理人仲間に声をかけ、日本元気プロジェクト実行委員会を
立ち上げました。
「食に携わり、多少料理ができたとしても、自分には人の命を救えない。
壊れた何かを直すことも出来ない。
生きるということにまるで直結していない自分の職業と、目の前にある
食材を見て……気持ちとの矛盾にどう折り合いをつけていいのか……
がしかし。それでも、僕たちはいつまでも憂いでいるわけにはいかないのです」
そこで毎月11日、まずは4月11日から、疎開してこられている方々を
訪問し、炊き出しを始める計画。
ボランティアの経験がないので、行った先に迷惑がかからないよう
東京近郊で探しているものの、東京や埼玉の避難所は現状で食糧は
大丈夫といわれており、行く先を探しているそうです。
炊き出しにいける場所の情報をお持ちの方はぜひ
デイルズフォードオーガニックの福田さんまで
お知らせください。よろしくお願いします。
デイルズフォードオーガニック 福田さん : e-fukuda@kataoka.com
*
震災後、わたしは震災前とほぼ同様の頻度で外食をしていますが
話を伺うと、個人経営のレストランは厳しい状況が続いているようです。
先日もひとり出かけたレストランで、シェフとそんな話をしていました。
食事を心から愉しむゆとりは、まだないけれど、被害が少なかった人たちは
もっと外へ出て、街を明るくしなくては。
そしてみんなが働かなくては。自分のできることを、精一杯。