ダイエットパンの話、再び。


今日はアメリカの製パン事情について聞く機会があった。
相変わらずのローカーブダイエットブームで大人気の某ドーナツ屋さんもこの四半期で初の赤字を計上していると言う。
余計なお世話だけれど、そろそろもうすこし冷静に考えて、
moderateな(極端でない)バランスを考えたダイエット法に向かってほしい。

ローカーブ食品もいろいろあるようだけれど、資料ではそれが置いてある棚の隣に、ものすごくリッチでスウィートなチョコファッジブラウニーが魅力を振りまいていた。
きっと両方、買うんだろうな、なんて妙なバランス感覚で見てしまう。

今日試食したのはそういうダイエット食品ではなく、自然食品店やグルメショップにありそうなフラットブレッド。
そこにも書いてあるアーティザンブレッドとは、素材を吟味し、伝統的製法で作られたパン。
数年前に、お惣菜を売り出すためにアメリカ市場に導入されたこの古きよき欧州のパンは、たちまち人気になったものの、大量消費社会で本来手作りであるべきものが大量生産になる過程で、品質、信用とともにその名の持つ価値が失われてしまっていると言う。
それはとてもゆゆしき事態だと思った。

今日はとてもまじめな話になってしまいました。

今日のピックアップ: 気分転換に幸運を丸ごと頬張るパン占い(!)をどうぞ。