スターシェフの密着取材

視察ツアーの終盤、丸の内テラスで昼食をとりながら
ユーハイム・ディー・マイスターの志賀シェフのお話を伺う。

例えば
パンを創り出していくなかでの個性、というものについて。

食パン、そしてバゲットであればなおさら
変化をもたせて個性を出そうと思っても、
そのシンプルさゆえに素材の配合には限界がある。
だから作り方において、彼は強烈な個性を発揮する。

普通のパン屋さんに比べたら超長時間発酵の
工程管理の大変さ。

今まで何度かこのシーンに立ち会っているけれども
それはいつもそこにいるパン職人さんたちを
呆然とさせてしまうほどだ。

それをデパート地下食品売り場の
あらかじめ指定された焼き上がりの時間割に合わせるのは
どれほど大変なことかと思う。

昼食会は地方の大きなパン屋さんを経営する方からも
興味深い話を伺えた貴重な機会だった。
鳥越製粉の皆さま、ありがとうございました。)

その後、先日買うことのできなかった食パンのために
日本橋へ行ってまた丸の内へ戻る。
その間、道を歩きながら、地下鉄に乗りながら、カフェで、
メモをとり続けた。
超多忙なシェフの密着取材。
今日はとても貴重な(書く)素材を手に入れた。