サンドウィッチコンテストとベーカリーワールドカップ

フランスパン友の会主催のサンドウィッチのコンテスト、カスクルートドールが開催されました。このコンテストは美味しいパンの食べ方を普及させるために始まりました。

事務局は大山ハム。大山はダイセン、と読みます。パンと合わせる食材の可能性を追求しているハム屋さんです。
美味しいサンドウィッチや料理パンを出すパン屋さんを取材するたびにこの名前を聞くので、何か特別なハム屋さんに違いないと思っているうちに、パンと何かいいもの、の「いいもの」の部分を提案し続けているこの会社の人たちと出会いました。パンと職人を通して。

パンを売るのでもハムを売るのでも、「いいもの」を持っていたら、それがどんなにいいのか、人にわかってもらわなくては。
わたしは書くことでそういうことを少しだけ手伝うことができることを感謝しています。
自分勝手だけれど、いいなぁと感じるものが世の中に広がるきっかけとなり、その過程で人と人の間にたくさんのアリガトウの交換が生まれるなら。

このコンテストの最優秀賞の賞品はクープ・デュ・モンド応援のためのパリ往復航空券。
一次審査をクリアした25名が最終審査に臨みました。

エリック カイザー氏も審査をつとめられていました。(写真1)
(写真2)は試食審査しているところ。審査員は全員フランス人。
そうするとフランスらしいサンドウィッチが受けが良いのかと思いきや、そうでもないところが面白い。
サンドウィッチというより軽い料理、まさにカスクルート(軽食)!

優勝は矢野由香さん(山口県)、2位は川野光さん(鹿児島県)、3位は上田裕次郎さん(東京都)。

サンドウィッチの実演の審査の時は、審査員のドルフェールさんが「ここに音楽があったらいいのにね。」と言われるほど緊張感に包まれていましたが、表彰式はお子さんと共に壇上に上がられた2位の川野さんのおかげで、なんだかとてもハートウォーミングな雰囲気でした。(写真3)
サンドウィッチの写真など詳細は記事にします。その時には、他の22のパンも素晴らしかったのでご紹介したいと思っています。

パンのワールドカップ、クープ・デュ・モンドはもうすぐ。
今年はなんと、課題に追加があって、サンドウィッチも作ることになったそうです。
作品は練習を重ねて調整が加えられていっている状態。今はもうそれを公開できません。

(写真4)は日本の代表選手たち。
最終日の最後でとてもお疲れのはずですが、撮らせてくださいました。
わたしは日本で応援しています。がんばれ!ニッポン!

今日のピックアップ: ベーカリーワールドカップ、Coupe du Monde de la Boulangerie