お昼のルートサンド

実家のきんぴらごぼうは極細で甘めだけれど
清水の家のきんぴらごぼうは太めでしょうゆ味。
おなじ関東でも家によって違う。

わたしは最近、極細のを塩と酒で炒りつける。
じゃこやごま、唐辛子をいれることもある。

細く細く薄味につくっておけば、
翌日のサンドウィッチに使える。

ニコラのアーモンドのパンで
気に入りのコンテもはさみこんでしまった
ありあわせのサンドウィッチは
ルートサンドと呼ぼう、とおもいつく。

根菜だからルートだけれど
ルートには「精神的に応援する」という意味もある。

熱々でとろとろのクリームのようなおぼろ豆腐
ごまと塩を振ったスープとともにいただく。

ちょっとかわったお昼を書いたのは
おすすめ、というわけではなくて
こんなふうに、ありあわせから
サンドウィッチが生まれることがある、という話。