「パンのある食卓」セミナー
日本フランスパン友の会の講演会に出席。
食事パンを家庭で楽しく食べてもらうために
ベーカリーができることなど、4人の講師による
話はそれぞれ、興味深いものだった。
フェルミエの大橋志津江さんは
チーズ屋さんのような冷蔵ケースを備えて
本格的に販売しているパン屋さんの話をしてくれた。
自分が好きな食べかたをお客さんにすすめる
というのは、あたりまえながら大切なことだといつも思う。
ラベイユの白仁田雄二さんは
「バタートースト」だけではないはちみつの奥深さについて。
昨年、はちみつとドイツパンの相性を小さな会で研究したことを思い出した。
あの時つくったブラックフォレストのタルティーヌのように、実際に今、森のはちみつとライ麦パンをあわせて提案する店があるそうだ。
大山ハムの宗平唯さんの「価値のあるおいしさは必ず伝わる」という話には心から共感した。
彼女の話はしっかりしていてスパイシーで、そしてビタースイート。
フルムダンベールとペッパーシンケンにバナナとはちみつ、胡桃を散らしたタルティーヌのように。
日仏商事の筒井ミシェルさんはフランスのパン事情。
パン食推進のポスターの話が面白かった。
「パンがなくなったら明日からあなたは半熟卵をストローで食べなきゃならないんだよ」
なんて!
パンとそれをとりまくものたちを
さまざまな角度から眺めた一日だった。