倉敷での講演

大事にとっておいたデーツと無花果のパンの
最後の2枚にクリームチーズをはさんで
大好きなパンがハッピーエンド。

 

今日はそんな移動朝食を、新幹線のなかで。

 

久しぶりの出張は、未知なる岡山。
小田象製粉の主催する会での講演で
わたしは、食のトレンドや人気店のパンの魅力
コミュニケーションについての話をしました。

 

安全でおいしいのはあたりまえ。
おいしいと感じる心はそのときどき、人それぞれ
かもしれないけれど、それはパンの魅力をちゃんと
伝えることや、生きた言葉、心ある会話で
なりたっていく。

 

すべてはコミュニケーション。人と人とのつながり。
そこから生まれるたのしい時間は
わたしたちがパンを買うときの、付加価値となる。

 

最近のわたしはいつも
コミュニケーションのことで泣いたり笑ったり、
ときどき怒ったりしている気がする。
心が伝わると、ほんとうにうれしい。

 

関西など他の地域から来られているパン屋さんにも
何人もお会いして、貴重なお話をうかがった。
夜遅くまでたくさんの話をした。
ひろくなる視野。もっとひろげよう、と思った。

 

どういうわけか終始「裸足」で過ごさなければならなかった
ことは微妙に可笑しかった。軽いカルチャーショック。
会場のスパリゾートホテルではみんな靴を脱がなくて
ならなかったのだった。
結果的にかえってくつろいで話ができたのだから
よかったことにしよう。

 

お会いできた皆さま、ありがとうございました。

写真は翌日の製パン技術講習会のようす。
ここは小田象製粉なので、靴をはいています。