パンのテイスティング分析
IIDでパンコーディネーター講座に出席。
今日の講義で興味深かったのはテイスティング分析。
ワインのテイスティングは、
色を見て、香りをかいで、味わう。
コーヒーの場合は香りをかいで、すすって飲んで
舌のどの位置で刺激を感じるかに留意する。
そして、自分の言葉で表現するのだそうだ。
わたしは、パンの香りをかいだり見つめたりすることに
ここまで集中したことはなかったかも。
言葉で表現することは得意だけれど
その前にたくさん取材していることが多い。
どんなストーリーを持ったパンなのか知らず
五感だけを頼りにするのはなんて生々しくて
面白いことだろう。
今度の講演でわたしは、
「おいしさとは、五感をよろこばせるもの」
という話から始める予定。
パンのプロフィールを知っていることは、
また、いつどこで誰とどんなふうに食べるかは、
五感にかなりの影響をおよぼすように思う。
テイスティングは純粋にしなくてはならない。
後味まで味わいつくしてパンのプロフィールを逆探知するとき
わたしたちは、パンそのものと真剣に対話しているのかもしれない。