魔女とパン窯とお菓子の家と

パン文化研究者の舟田詠子さんの講演会に出席。

今日のテーマは「魔女のパン窯」。


映画『薔薇の名前』や古い童話の挿絵など見ながら
中世の魔女裁判、火あぶり、そもそも魔女とはどういう人のことを言ったのか、
魔女とパンとの関係などのお話をうかがいながら、一つ一つの話が背負う
何百年もの歴史に思いを馳せました。

 

講演の後は、ちょっとしたお茶の時間。
栂池高原プチホテルシャンツェの新井登志子さんが
焼いてきてくださったパンは、地元信州の粉、
自家製酵母、塩、水のみでつくられているのに
なんて味わい深い……と思いました。
庭で採れたラズベリー酵母を起こし、
使い終わった果肉も封じ込めたラズベリーのパンなど
ほんのりピンク色で、かすかに甘酸っぱい味がするのです。
地元農場のチーズを使ったパンもおいしかったな……
いつかぜひ訪れてみたいです。

新井さんのブログ  自家製酵母のある暮らし

 

わたしの隣の席で、ヘクセンハウス(魔女の家)
を組み立てていた人がいました。

 

清里のブレドオールの高橋みどりさん。
この講演に合わせて、お菓子の建材を焼いてこられたのです。
素材はレープクーヘン。ライ麦粉、はちみつ、香辛料などでつくられるクッキーです。
舟田詠子さんの『誰も知らないクリスマス』にレシピがあります。

 かじってみれば、香辛料はきつくなく、おいしいお菓子の家でした。

アンデルセンの方の持ってきてくださったシュトレンも、素晴らしくおいしかった。

 

そう、もうじきChristmasなんですね。