Cafe Fannyのこと・・・アメリカの西と東で。


昔サンフランシスコで訪れたCafe Fannyは、素材の味を活かすカリフォルニアキュイジーヌの有名店、Chez panisseのシェフ、Alice Watersさんが娘の名前をつけたカフェ。その隣にあるACME BREADのパンがとても美味しかったのを思い出しました。ちょうどこんな季節、外で食べたカフェオレとバゲット

昨日の日記にも書いたAlice Watersさんの本を何冊か持っています。なかでもトクベツわたしの宝物になっているのは、サンフランシスコからはずっと離れたNYのちいさな書店で購入した”Fanny at Chez Panisse”。子供向けレシピ絵本なのですが、挿絵がとても可愛い。パンのレシピも載っています。

この本を見つけた時、それを抱えてレジに行き、嬉しさのあまり饒舌になってAlice Watersさんが好きなことやCafe Fannyに行ったことを店主のおじいさんに伝えると、彼はちょっと待って、と言って奥から同じ本を出してきてわたしの持っていったのと取替えました。それはAlice Watersさんのサイン入りだったのでした。

その書店は料理本の専門店なのですが、唯一置いていないものがあるそうです。それはダイエットの本。こだわりがあります。

アメリカではこういう美味しい思い出がたくさんあります。今の仕事になってからかなり長いこと渡米できないでいるのですが、楽しい記憶は時を経ても色褪せず、どんどん美しくなるようです。

タフな毎日が辛くなったときは、だからこんな本を眺め、そこから喚起される記憶をそっと辿ります。


今日のピックアップ: Cafe Fanny