ベーカリーワールドカップ日本代表の焼くデニッシュペストリー
桃のデニッシュは季節もの。
その日、素朴でベーシックなパンがしずかに並ぶ店内で
みずみずしく甘い魅力を振りまいていた。
季節の果物の新鮮さ、クリームの繊細さは洋菓子のようだった。
でも、際立って印象に残ったのはパンの生地の味わいだった。
パン屋さんだから、パンが主役であたりまえだけれども、
あたりまえなことは、口で言うほど簡単ではないものだ。
お菓子屋の作るパンと、パン屋の作る菓子をくらべるとしたら
わたしは、パン屋の作る菓子が本当に好きだ。
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