石臼挽きの粉を使って

グルメガイドの美味しいパン情報でブロートハイムの名前が出たので
わたしはバゲットと一緒に自分の好きなペイザンの写真も載せた。

ペイザンは農夫のパンとか田舎パンとかそういう意味。
石臼挽きの小麦粉で作られる、羽のように軽いパン。
サクっとトーストして食べると、晴れた秋の日のこうばしい空気を食べているような気持になる。

その小麦粉は灰分が高く、和三盆のような色をしている。
特注の石臼は面白い機械だ。
「ずっと見ていても飽きないんですよ。」と明石さんは楽しそうに言う。