シニフィアン・シニフィエ、志賀さんのインタビュー

Diary90108

昨年思いたって、スタートさせた仕事、

食のセンスある人たちに、パンの愉しみやパンに関わる印象的な

出来事や、幸せな記憶について聞き書きするインタビューも

6人目になりました。

大森由紀子さん、淺野正己さん、パトリス・ジュリアンさん、

ジョゼフ・ドルフェールさん、いがらしろみさんに続くのは

シニフィアンシニフィエ志賀勝栄さん。

発表の場をこころよく提供くださった日清経営技術センターの方々と、

貴重な時間を割いて、パンの愉しみについて聞かせてくださった素敵な

方々に、心から感謝しています。

ありがとうございます。Merci beaucoup!

志賀さんは、わたしが長いこと取材を続けている職人さんのひとりです。

取材をかさねていくと、短い言葉の裏にある多くのことが見えてきて、

質問はより適切な、次の段階にいくように思います。

それは短時間で、容易にはできないこと。

飛び入り取材では、深層の情報に行き着くことは稀です。

かさなるインタビューの時間は、同じひとと同じように向き合っても

いつも新鮮で楽しいものです。

語る言葉をなぞり、読む言葉に置き換えていく仕事は、

そのひとがつくるもの、進んでいく道への興味があるほどに、

わたしを魅了して止みません。