2004-01-01から1年間の記事一覧

トラブル×トラブル

デジタルカメラが壊れた。PCや冷蔵庫が壊れるみたいにコンタクトレンズを失くすみたいに唐突に困ってしまう。壊れたのはケーブルの端子のところで、まだ使えるし、気に入っているので修理に出し、新しいカメラも買う。今度のはIXY。少し前、WinのService Pac…

ミルキーなフロマージュに合わせるパンとワイン

打合せがふたつあった。自分にできることについて、いろいろ考えた。毎日はいいことばかりで構成されるわけではないけれど人とこころが通い合う瞬間、良い仕事をしたいという意識を持つ人と話をする瞬間、そういうしあわせな時間が時々あるから、結構いつも…

たとえばうなぎサンドウィッチは印象的かもしれない

堀井和子さんの「テーブルクロスとおひるごはん」そこにあったそのサンドウィッチは、バゲットにうなぎの蒲焼、トレヴィス、セロリ、山椒を挟む。一瞬、え?と思ったけれど、ゆっくり考えてみると想像できないこともない。トレヴィスのほろ苦さは、うなぎを…

ドライフルーツのパンにバターを載せて

ドライフルーツはバターと相性がいいと思う。なんといってもフルーツケーキがそうだから。ドライフルーツのパンにチーズも良いけれどバターを載せるのもまた、美味しいと思う。感想メッセージをありがとうございます。◇Hijiriさん(10.30←)ラフランスのphot…

たくさんのメッセージ

ベストパン★2004にたくさんの票をいただいています。それから日記への感想メッセージに、メールもいただいています。皆さま、どうもありがとうございます。(お返事はまたあらためて書きます。)美味しいという感覚を通じて、多くの人とかかわりを持つことの…

美味しい関係

昨晩持っていったシェーヴルには菩提樹の蜂蜜を合わせた。パンはチェリーとマカダミアナッツ。フィンランドサワーライには北欧風な組合わせということでサーモンのムース。ごぼうのコンプレにはレバームースと紫蘇。これとこれが合うということ、相性の良い…

スタイリッシュ★ブレッドナイト

スタイリッシュレシピ桜さんのお宅で雑貨の江沢さん、All Aboutの皆さまとパンパーティ。桜さんのお料理が素晴らしかった。誰もが絶賛するレバームースただものではない美しさの人参と豆のスープわたしにはNYを感じさせたアルジェリア風のタジン魅惑のチョコ…

黒米スティキ!

ラベルにRice stick 黒米スティキと書いてある。「黒米はお米の古代種で、とっても生命力の強い品種です。その力強さをぎゅっと集めて、やき上げました。しっかりゆっくりかんでね!」自然食品店にある地味なお菓子のような風情だけれど黒砂糖が入ってほの甘…

トーストのお弁当+読書の日

早朝のキッチンでハムとチーズのトーストを半分にサクッと切った。夫が車で食べる朝ごはん。ただそれだけだけれど、そのひと手間が大切、と思う。それに、淹れたてのコーヒーをスターバックスのカップで。今日は締め切りのものを早々とあげて、本を積み上げ…

大阪のSandwich Lab.

無花果と胡桃のずっしりしたパンが好きだけれどそうそういつもあるわけではなく、そんな時に神戸屋に寄ることができたらトゥルニュを買う。無花果と胡桃は適度に入り、軽やかでおとなしい味でハムなどのサンドウィッチも作ることができてしまう。それを食べ…

今年一番美味しかったパン

今年もいよいよベストパン★2004が始まります。投票用の記事を用意しました。楽しみです。今日のピックアップ: ベストパン★2004投票開始

あっという間に焼ける

インドカレーのお店ではカレーを熱々でサーヴすることはあまり考えていないようだ、といつも思う。でもその代わりナンは必ず焼きたてで生地をタンドールに入れたと思ったらあっという間に焼きあがる。お皿からはみ出す大きさでわたしたちを圧倒するナンはい…

食べ頃の洋梨+メッセージ

ラ・フランスがうっとりするほど美味しい。大人になってから好きになった果物。感想メッセージをありがとうございます。◇みけねこさん日曜日に、zopfさんに「ゆっくり朝食」を頂きに地元の友人と行く予定です♪写真で見て、まさにホテル並みの素晴らしい朝食…

粉や酵母、職人の手の写真

パン作り(10.19)の写真があがってきた。編集部の雑然とした雰囲気のなかで今日はPCという優秀な相棒が不在でわたしは突然、こころぼそい気持になる。いつもと勝手が違うので落ち着かずひとりで残業しているような追試を受けているような気持になってしまう…

野菜価格の高騰

最近の葉野菜の価格には目を見張る。八百屋さんも困っているけれど、農家の人はもっと困っているだろう。高山で買った麹味噌に白の練り胡麻を合わせて野菜につけるのが最近気に入っている食べ方。こういう胡麻味噌ペーストはアレンジもできるし、パンにも合…

寒い夜のワイン

同じ銘柄のワインを続けて買うことは今まであまりなかったけれど、最近続けて買っているワインがある。オーストラリア、ジェイコブズ・クリークのグルナッシュ・シラーズ。果実味たっぷりのとても飲みやすい赤ワインで、価格も1000円と少し。やっとわかった…

10種類のマーマレード+メッセージ

食料品店で何種類もの瓶や箱が並ぶ中から選んで買物するのは楽しい。フォートナム・アンド・メイソンの10種類もの食パンの話は記事に書いたけれども、ここにはマーマレードも10種類くらいある。ピール入りのもの、グレープフルーツやレモン、コアントロー入…

2046

映画を観に行った。月曜の映画は贅沢。「2046」はウォン・カーウァイ監督の新作映画。何年も前から楽しみにしていた。わたしは彼の映画を観続けている。今日はパンの話はナシですが新しい記事をUPしました。今日のピックアップ: フォートナム・アンド・メイ…

メゾンカイザーのレモンパイ

ザクザクと硬質な、けれど薄く軽い音がするような美味しいレモンパイを買う。今日は買物の一日。買物している途中で、何度か思ったことがある。大切にされている、と感じることはとても大切だ。例えば靴でも洋服でも道具でも、それを選ぶ時、こちらが望めば…

トーストと祖父と思い出

幼い頃の朝食のシーンで印象に残っているのは今はもういない祖父のこと。ずっと一緒に暮らしていた祖父は美しい絵を描くとてもやさしいひとでいつも庭の草花や帆船の絵を描いていた。彼はトーストの真ん中に箸を置いて半分に折りその間にハムや野菜を挟んで…

いい仕事

仕事で知り合った方と久しぶりに電話で話していてどうですか最近、と言われてとにかく今は雑にならないように、丁寧にということばかり考えています、と言ってから本当にそうだと思った。今日はとても楽しみにしていたことがあったのだけれどもう、どうして…

色を食べる

For Fの連載「美しい朝食」は今までの連載のなかで一番好きだ。「美しい」ということをあらわすときわたしはいつも一番最初に色彩を想う。今日のピックアップ: チコリとセロリのサンドウィッチ

いい香りに誘われて

パンを袋から出すと、豆頬髭犬達が寄ってくる。それはそれは真剣な表情で見上げる。フーガスはプロヴァンスのパン。もとは窯の試験用に焼かれていたという。パン屋さんによって形も配合も違って食べ比べるのも面白いらしい。

ラ・フーガスの工房で過ごす一日

朝から晩までパン屋の工房で過ごす。冬に創刊される某誌の企画で家で作る自家製酵母のパンの行程を取材した。一般的に「天然酵母のパン」と呼ばれるものをなんだか体に良さそうだと思うひとは多いだろう。名前だけで良いかどうかはとても決められないと、わ…

いつものパン

ZOPFで必ず買うパン無花果と胡桃のパン。大好き!(前に書いたかもしれないけれども)好きなパン屋さんには必ずひとつはいつもの気に入りのパンがある。常に同じレヴェルの美味しいパンが必ず手に入ることはいつも新しい発見があることより大事なことだと思う。

講演の写真+メッセージ

写真が届いた。視察ツアーの日のZOPFにて。感想メッセージをたくさんいただいています。どうもありがとうございます。◇みけねこさん野生の栗の濃くて甘い味、いいですね。深い山の味、わたしも経験したことがあります。◇ちょこたるるーとさん神戸大阪の旅は…

ベストバイなイングリッシュメロンパン

日本橋三越のフォートナム・アンド・メイソンにはデパートらしく日本ならではのパンもある。メロンパンは2種類。紅茶のメロンパンは普通のかたちで紅茶入り。もうひとつの、イングリッシュメロンパンと名づけられたパンはシェフ曰く「大変お買い得な」メロン…

スターシェフの密着取材

視察ツアーの終盤、丸の内テラスで昼食をとりながらユーハイム・ディー・マイスターの志賀シェフのお話を伺う。例えばパンを創り出していくなかでの個性、というものについて。食パン、そしてバゲットであればなおさら変化をもたせて個性を出そうと思っても…

日経新聞に掲載

日経新聞から先日受けた取材記事が夕刊に掲載されました。「ネットカリスマ」という言葉にはドキっとしました。「取材、勉強会、地道に」と書かれていてまた別のところがドキっとしました。 今日のメールマガジンにも書きましたが、本当に、本当に多くの方に…

バスガイド初体験@ベーカリー視察ツアー

鳥越製粉の企業視察ツアーで、日本中のパン屋さん(主に九州地区)と松戸のZOPFで昼食会。わたしは羽田から千葉へ向かうバスの中で講演。まるでバスガイドみたいに。話題のベーカリーの話、その人気のキーワードや最近の消費者と業界のトレンドなどピックア…

パンと何かいいもの、野菜料理。+メッセージ

野菜のパルミジャーノ焼きを作った。白舞茸、赤ピーマン、インゲン、南瓜、山芋。パオのバゲットブッシュ、オリーブのリュスティック、バゲットニコラなどと家にあるもので、お昼ごはん。感想メッセージをありがとうございます。◇かわむらさんフルーツとナッ…

栗のお菓子

昨日出来たての栗のパイを食べた。渋皮煮がまるごとひとつ入ったサクサクのパイの表面には、ほんの少しの粉チーズ。パン屋さんにあるシンプルな栗のお菓子は素敵だ。記事になる頃にはもう季節が終わってしまうことだろう。今年は気候のせいか、本当に良い栗…

NICOLAS@水海道

今日は水海道のパン屋さんを取材。ちょっとこれは感動した。パン職人の杉山さんが以前、半蔵門のミュゼで半年間だけパンを焼かれていた時わたしは彼のパンを本当に美味しいと思っていたけれども地元で開業された後は、なかなか店を訪れることができないでい…

台風の日のパン屋さん

台風の日のパン屋さんを思い浮かべる。売れ残ってしまったパンの行く先を考える。前日の仕込を少なめにして早めに店を閉めてしまうだろう。お休みにしてしまったところもあるだろう。わたしは仕事に集中することができた。雨の中、気分転換に散歩に行くとア…

台風とアクシデント

もうすぐ台風が来る。嵐の前の静けさ。と思っていたら夜、激しい雨。仕事も雨のように降ってくることがある。でもこの大変さはきっと、自分の小さな物差しで量ったもの。今までに比べて大変というだけのことだ。WinXPのSP2をインストールしたら、ちょっとし…

フォートナム・アンド・メイソン@三越日本橋本店新館

英国総合食品ブランド、フォートナム・アンド・メイソンが11日に三越の日本橋本店新館にOPENする。そこで販売される焼き立てのパンはあのユーハイム志賀シェフのプロデュース。このことは以前、6.2の日記で素敵なパン屋さん誕生の予感と書いたけれど、ライセ…

焼き野菜の美味しさ+メッセージ

9.17にbulthaupのイベントでいただいた焼き野菜が美味しかった。我が家にはドイツ製のグリルはないので、あの炭焼きみたいな味は出せるものではないけれどそれでも新鮮な野菜のグリルは美味しい。今日はレシピ記事のためにいろいろな野菜を焼いた。感想メッ…

栗と葡萄、ライ麦パンの一皿

今年は台風の影響で、なのか甲斐路(葡萄)がもう季節を終えてしまったようだし大ぶりの良い栗もなかなか手に入らない。ちょっと足を伸ばして、良い食材を捜しに行かなくては。ライ麦パンはあまりカリっとさせて食べるものではないかもしれないけれど、いろ…

日曜のデザートと月曜の朝食、そして会議。

昨晩の和栗と黒糖のロールケーキは栗が甘くないのが新鮮だった。それからパッションフルーツを使ったケーキ。フランボワーズでもレッドカラントでも甘酸っぱい果実のお菓子が、とても好き。昨日はアテスウェイでデザートと朝食を買った。クロワッサン・オ・…

秋の香り

昨晩、金木犀の存在を急に感じた。今日は寒い雨の一日で、そういう日は何かコトコト煮たくなる。栗の渋皮煮を作った。写真は料理に添える胡桃のパンに、オリーヴオイルとパルミジャーノをかけてトーストしてみたもの。食欲をそそる甘くこうばしい香りが漂う…

週末公園散歩

素晴らしいお天気の土曜日!犬達と公園に行く。まだ紅葉は始まっていないけれど森林浴は気持ちがいい。時にはPCを離れないと。いつもと違う場所では、いいことを思いつく。外で書く原稿は、もしかしたらとてもいいかもしれない。公園で食べるお昼も、楽しか…

フランスで注目の最新製パン事情+メッセージ

最近、パンの素材や製法だけでなく、その背景の文化やストーリーに興味を持つひとが多くなってきていると思う。日本のパン文化も少しずつ豊かになってきているのかもしれない。新しい記事をUPしました。フランスで注目の最新製パン講習会。写真は赤い実のク…

ケルネブロートのサンドウィッチ

ZOPFというパン屋さんは、名前がドイツ語なのにドイツパン屋というわけではないから特別意識していなかったけれども実は美味しいドイツパンがたくさんある。ケルネブロートはライ麦50%のパン。あるものでサンドウィッチを作ってみた。今日で日記を始めて1年…

葡萄の再生〜レーズンのパンに感動する

時々、レーズンのパンに感動する。今日は葉山のブレドールの胡桃とレーズンのパンとシナモンシュガーの渦巻きの入ったレーズンの食パンに。ドライになる前の果実を思わせるみずみずしさに出会うとわたしはそのわけを尋ねずにはいられない。ブレドールの橋本…

世界で一番美味しいパン

世界で一番美味しいパンは、誰かのためだけに、家で作られるパンかもしれない。手でこねて、まるくふくらむのをゆっくり待って慣れ親しんだ家のオーブンでこんがり焼くパンはどこにも売っていない、うれしい味がする。そんなふうにパンを焼いてみたい人にう…

長い一日

美味しいパンとジャムのある朝食。作ったひとの顔を思い浮かべる。農産物でも何でも、人の顔が思い浮かんだら食べものに対する感謝の気持が増すと思う。午前中、病院の待合室で今度の講演のサマリーを書き出す。そういう場所では五感を働かせないのでとても…

夜のパン屋さん

素敵な雰囲気のパン屋さんを見つけた。かなり遅い時間灯りの色の温かさに惹かれて立ち寄った。一日の仕事をほぼ終えていたであろう店の人はやさしくてなんだかその時、旅先の夜にいるような気分になった。パン・オ・レザンにうわがけされた杏の色がちょうど…

賛否両論@恵比寿

恵比寿に先週OPENしたばかりの料理屋さんで食事をする。カウンターから料理をしているところを眺める。日本料理は静かだとあらためて思う。今日の盛大な晩ごはんは栗豆腐、帆立のおかき揚げと銀杏、鱧と松茸の椀、秋刀魚の韓国海苔和え、鯛とあおりいかのお…

パン屋さんのお菓子で一番好きなもの

パン屋さんのつくるお菓子はたいてい好きだけれど中でも一番好きなのはパン屋さんのオーブンで作られた大きなメレンゲ。パンに使わなかったたまごの白身で、パンを焼かない時間を使って。イチゴと生クリームと、お抹茶と、今の季節ならアイスクリームやマロ…

ワインとチーズとフィグのパン

ワインをあけて、フィグのパンひとかけらに、ちょうどよくとろけたブリーチーズという大好きな組合わせで、夕食前の一口を愉しみながら料理を作る。なんて書くと、kitchen drinkerみたいだけれど。感想メッセージを、たくさんいただいています。どうもありが…