2009-01-01から1年間の記事一覧

アクアパッツァ

アクアパッツァを食べたあとの、 だしの利いたスープでつくってもらう リゾットがおいしくて、あっというまに 平らげてしまった。 いつも人気の小さなお店の、エアポケットの ような貸切時間に、こっそりつくってもらった。 テーブルにおいしいバゲットがあ…

野生のチカラ

先日のスペルト小麦のセミナーで、 品種改良されていない植物の持つ、原始的な強さについての 話が出たとき、わたしはデジャヴのような感じがして 何かを思い出しかけていたのだけれど、それがわかった。 それは、Taste of Nordicのジャムだった。 改良され…

Casatica di Bufala

この、枕みたいなチーズは、水牛のミルク製の白カビチーズ。 水牛のブリーとも呼ばれているそうです。 イタリアのベルガモの従業員10人の農場のなかの、チーズ工房で 1000頭の水牛からつくられていて、飼料などもすべて自社農場で まかなっているそうです。 …

野菜カレー&チーズピタ

お昼に、野菜カレーと、なかにチーズがたっぷり 入っている、紀ノ国屋のピタパン。 熱々をディップして食べるのって、おいしい。

ecocolo パン特集と「天然酵母」

ecocolo[エココロ]のパン特集、 こだわり酵母のおいしいパン 発売日。 わたしは、All About Bread! のページで 文章を書かせていただきました。 この仕事の依頼をいただいたとき 「天然酵母パンの特集をしたい」ということでしたので 天然酵母パンって? と…

ハートのイチジク

イチジクを切ったらハートだった。 甘く熟している。 朝はたくさんフルーツをとる。 フルーツで季節を感じて、 朝陽の差しこむ角度が低くなり、 眩しくていつもの場所にすわれないことで 再び、季節を感じる。 パンをちぎってバターをつけたら スプーンです…

パン好きの豆頬髭犬たち

我が家の豆頬髭犬グレイス&ジェムは わたしがキッチンに立つと、それまで寝ていても遊んでいても 寄ってきて、期待に頬髭をふるふるさせながら足元でステイしている。 朝食のテーブルにつけば、椅子の両サイドから前足2本ずつで、 静かにおさえつけられてし…

森のおくりものと竹炭

炭? ではありません。 石窯パン工房 森のおくりものには墨色の竹炭パンがある。 お米を炊くとき、冷蔵庫の中には備長炭。(なんとなく、よさそうで) 炭点前では菊炭。(かりん、という音が好き) 普段、炭はわりと身近にあるけれど、竹炭は知らなかった。 …

古代小麦「スペルト」セミナー

日本パンコーディネーター協会主催、シニフィアン シニフィエの 志賀勝栄さんを講師に迎えて開催されたスペルト小麦のセミナーを取材。 イタリアではファッロ、ドイツではディンケル、英語圏ではスペルトと 呼ばれる古代小麦。 その粉でどんなパンをつくるこ…

パン屋さんのクリスマスマーケットへようこそ

薫々堂から楽しいイベントのお知らせをいただきました。 「アルザス&ドイツのクリスマス風★ひとのかたちをしたパンを焼こう!」 薫々堂の亀山夫妻が講師を務め、パン焼きを体験してみたり、 アルザス風のクリストシュトレン、パンデピス、クグロフなど、 ク…

NAOZO

那須に行っている妹から、パンが届く。 いつも寄る、好きな店のパンだそうだ。 食べるまでに2日経って、おいしい きちんと焼かれたパンの味がする。 とくにレーズンとくるみのパンが好きだと思った。 この温かな感じは石窯……? 後で送られてきた、店の前の黒…

みかんパンとメッセージ

11月中旬まで夏みかんや伊豆特産のニューサマーオレンジ、 そのあと冬の間は柚子、春の初めは伊予柑。 いま、伊豆の石窯パン工房「森のおくりもの」の記事を書いている。 みかんパンは、その時期一番おいしいみかんの皮を砂糖煮にして パンの生地に入れる。 …

栗の渋皮煮の想い出

雨に降り込められた日に作った、今年の渋皮煮。 勤め人だった頃、上司の奥さまが毎年この時期に たくさんつくって分けてくださる丹波の栗の渋皮煮が とても楽しみだった。 あんなに大きくておいしい渋皮煮は食べたことがなかった。 そのときも、それからも。…

幸福なコラボレーション

昨日の、それぞれのプロフェッショナルの話の続きのようだけれど、 CALVAでは、パン職人と、料理人、菓子職人が幸せなコラボレーションを見せてくれる。 たとえばカレーパン。このカレーは料理人の協力あってこその味。 質を高める、プロの仕事。 CALVAの記…

ほんとうの味は安定しない

「食材は、小麦粉も、肉も、野菜も、人工的に合成されたものではないので、 安定せず、味がぶれるのはあたりまえなんですよね」 それを選びとり、技術を持って工夫し、美味しくするのが料理人であり、パン職人、 それぞれのプロフェッショナルだと、西川隆博…

バビントン復刻版

懐かしくて(ローマではなくかつて伊勢丹にあったバビントンが、だけれど) 思わず買ってしまった、バビントンティールーム復刻版のジノリに、早速 のせてみたのは、ここのところ気に入っているハードトースト。 バビントンの固いトースト、あれはあれでおい…

薪窯の匂い

薪をくべて石窯で焼かれたパンが届きました。 ひとつひとつ包みをあけて、取り出していたら こうばしい匂いがたち、家のなかを満たしました。 また、よいパンを焼くひとに出会いました。 このご縁に感謝して、記事を書きます。

2009パングランプリ東京

東京の6つのパン組合(東京都パン商工組合、東京パン連盟工業協同組合、 東京都学校給食パン協同組合、東京青雲会、全日本丸十パン商工業協同組合、 リテイルベーカリー協同組合)が10月2日、初のパンのコンテストを開催しました。 クリームパン部門、ハムと…

カリフラワーのスープ

温かいスープがうれしい季節になってきました。 クタクタになった日の締めくくりに、カリフラワーのスープ。 仕事での試食が続くと、 取り合わせを考えて、好きなものを選んで、全然べつの話をしながら ゆっくり味わう、本来の食事の愉しみが身にしみます。 …

CALVA,PLACE EMIRS

かつて大船にあった洋菓子店、エミール。 この夏、世代交代で、パン職人と菓子職人の兄弟によって ブーランジュリー&パティスリー カルヴァとして新しく 生まれ変わりました。 1Fはパンとお菓子の売り場と、パン工房、 2Fは菓子工房、3Fは兄弟の仲間の料…

Pomme de terre カフェ終了

西荻窪のベーグルカフェ、ポム ド テールが店内改装のため、 明日からしばらくお休みになります。 新装開店後は販売のみのスタイルになるということで、 今日は特別に、しばらく休止していたカフェを再開、 それで最後のカフェ営業となりました。 先日のブロ…

TOTSZEN BAKER'S KITCHEN STYLE

今年の春から会員制となり、幹事の交代なども経て パン業界で働く女性の交流会としての色を強めている クラブ・ド・サントノーレのセミナーを取材しました。 講師は大倉山のTOTSZEN BAKER'S KITCHENの岸本拓也さん。 岸本さんはホテルでの接客、企画、PRなど…

手作りピッツァの昼食

お金で買えない、友達の力作ピッツァ。 彼らがキッチンで奮闘しているのを 笑いながら眺める。 こういうひとときは、宝物。 あとできっと何度も想い出して 笑うだろう。あのピッツァ……! 皆で作って食べると、 いつもよりずっと、おいしい。

テラスで朝食

友人のウィークエンドハウスの テラスにて、朝食。 NORTH FARM STOCKの「ミニトマトボトル」は ペーストともジャムとも違うけれど 甘くて濃厚なミニトマトのジュース。 モンタボーのイギリス食パンに目玉焼きとベーコン、 カルピスバターにハロッズのイチゴ…

パンとメディア

TVで放送された影響で、お店が混乱してたいへん という話を立て続けに聞いたり、TV、雑誌、インターネットそれぞれの 情報媒体のありかたについて、思うことの多い日々。 数ヶ月前から、お話を伺いたいと思っていた職人さんに ようやくコンタクトを取ること…

パン・ト・ショコラ

パンとショコラ。 板チョコとパンを交互に食べたり、 パンにチョコを挟むこと。 シモン・パスクロウさんに教わった名訳。 そのときのことを思い出すと、いつもニコッとなってしまう。 おいしいバゲットにチョコレートをのせて ちょっと温めて、溶かして、サ…

L'ATELIER DE SHIMA

麹町のラトリエ・ド・シマで 島田進さんにインタビュー。 ゆっくりと言葉を選びながら、静かに語る島田さん。 話を伺っているうちに、慌しい日々のことを忘れてしまった。 ケーキに添えられたポルボロン(Polvorones)は スペインの修道院に由来を持つお菓子…

炭火焼きトースト

食パンを炭火で焼いた 極上のトーストを食べた。 普通の食パン。 どうしたらこんなに安くつくれるのだろう! という驚異的な低価格でも、 こんなにすごい素材ばかり使っているんだ……! という高価格でもないので、 普段はとりたてて、とりあげられることもな…

ポム・ド・テールのベーグル

ポム・ド・テールのベーグル。 ポム・ド・テールは大地のリンゴ、ジャガイモのことで お店の前の看板にはリンゴ。 この店では愛犬ポムのしっぽの意味もある。 コーギー犬のしっぽはどうなっていたっけ などと考えていた。 我が家の豆頬髭犬グーちゃん(6歳♀…

the garden cafe

昨晩はカフェのオープニングレセプションで 自由が丘へ。 といっても今回は仕事ではなく、学生時代に所属 していたサークルの先輩がお店を開くというので 懐かしい人たちがお祝いに集まったのでした。 卒業してもう20年以上も経っていながら、会えば つい最…

Secrets of the Beehive

カンパーニュの、蜂の巣のような断面を じっと見ていた。 おいしいパンの印。 酵母が小麦粉のデンプンを糖に分解したときに 発生した炭酸ガスがグルテンの膜を持ち上げた、跡。 でもそれだけではない。 その蜂の巣の中では、わたしの知らないことが たくさん…

もっと、楽しもう

今年のMOBAC SHOWのとき、日清製粉で配布された 『パンを全身たのしもう』のパンフレットが好評のようです。 お客さんに食事パンの楽しみを知ってもらうために 店頭で配布しているパン屋さんから、つい最近も 「とても役にたっています」と言われて、あらた…

MONDIAL DU PAIN

2011年、フランスのシラ国際外食産業見本市で、国際パンコンクール 第3回モンディアル・デュ・パン(MONDIAL DU PAIN)が開催されます。 モンディアル・デュ・パンについて(2008 All About記事) 先週、日本代表選考会の記者発表がありました。 モンディア…

PEANUTS BUTTER&BANANA

遅いお昼に、アメリカンなサンドイッチを作った。 紀ノ国屋のシナモンレーズン入りホールウィートマフィンに スキッピーの粒入りピーナツバターとバナナとブルーベリー。 先日、ヴァーモント産と北海道産の小麦粉を使用した ルヴァンカンパーニュのテイステ…

ベベのフランスパン

バゲットでなく、あえて「フランスパン」と名づけたという アンジェリックベベのそのパンを、久しぶりに食べた。 わたしはこのパンがすごく好きだった。 だった、というのはずっとご無沙汰していたので。 今日、やはり好きだと思った。 ドレスアップもダウン…

今、一番人気のクロワッサン

先日、丸の内ブリックスクエアにOPENした フランスA.O.C.発酵バター「エシレ」の専門店 エシレ・メゾン デュ ブールは連日、 開店から閉店まで行列の大人気です。 クロワッサンは初日400個が夕方には完売、 販売用のバターの売れ行きも予想をはるかに上回っ…

ソロモン流、裏話

今、最も注目される旬の人物や仕事や生活に密着する ドキュメンタリーTV番組、「ソロモン流」(テレビ東京)。 今日の放送はZOPFの伊原靖友さんでした。 職人人生、ZOPFのこと、人気パンのこと、カフェのこと、 新商品開発のこと、講習会のこと、上海のお店…

BLUNDA、熟したトマトの香り

パンの栄養についての原稿を書いていて 栄養価を数値から見ていたら、あらためて 全粒粉のよさを認識したりして。 最近は全粒粉のパンや胚芽パンを カリっと焼いてオリーブオイル。 食感と香りを楽しみます。 BLUNDAというオリーブオイルは 赤く熟したトマト…

ジェフリー・ハメルマンさんに会う

先週、日本パン技術研究所が主催した「アルチザンブレッドセミナー 職人芸の神髄~アメリカを代表するパン職人が語るもの」の講師として 来日中のジェフリー・ハメルマンさんを囲むフォーラムに参加しました。 ハメルマンさんは以前このブログでも紹介したBR…

秋の愉しみ

ずいぶん涼しくなりました。 きもの日和が続きます。 今年の夏は、公私ともに慌しい日々でした。 休暇はおあずけのまま、夏が終わってしまったけれど 稽古の休みもあけたので、今年最後の絽のきもので 師匠のところへ出かけました。 8月、9月、10月は、薄物…

エシレ・メゾン デュ ブール 丸の内

明日、丸の内ブリックスクエアにOPENする フランスA.O.C.発酵バター「エシレ」の専門店 エシレ・メゾン デュ ブールの詳細をAll Aboutの記事にUPしました。 エシレ・メゾン デュ ブール 丸の内

丸の内ブリックスクエア

昨日は暴風雨の中、丸ビルから丸の内仲通りを走ってしまいました。 地下の抜け道があったのに……! 9月3日にオープンする丸の内の新名所、ブリックスクエアの内覧会で 招待いただいていたエシレバター専門店、エシレ・メゾン デュ ブールと 博多一風堂Marunou…

明日の朝までそのまま

おいしいパンがあると朝起きるのが楽しみになる。 買ってきたパンは一般的に「その日食べない分は冷凍」 が推奨されるようですが、わたしは翌朝分までそのまま 常温にしておきます。 バゲットレトロドールに、今朝はとっておきの オリーブオイルをつけて。 *…

デジュネ@VIRON

VIRONにて久しぶりのランチ・ミーティング。 前菜にキャラメルソースのかかった鶏白レバーのムース。 バゲットレトロドールにつけていただきます。 午後遅く、テストキッチンへ。 something goodな素材がみつかり、嬉しい。 本日はセミドライアプリコット。 …

今に生きる伝統菓子

昨日はフランスの伝統菓子の魅力や文化を伝えるClub de la Galette des Rois (クラブ・ドゥ・ラ・ガレット・デ・ロワ)の講習会に出席しました。 6人のシェフにより、伝統菓子が紹介されました。 パティシエ・シマ 島田進さん 「マドレーヌ・ショコラ」 伝…

ブノワトン 高橋幸夫さんを偲ぶ会

8月上旬、パン業界に悲しい訃報が流れました。 伊勢原のブーランジュリー ブノワトンの高橋幸夫さん(享年41)。 高橋さんは自社に大きな穀物庫を備え、石臼で製粉してこだわりのパンを焼き、 国産小麦の普及に貢献。「湘南小麦プロジェクト」で地産地消を推…

スイーツカフェのトーストサンド

最近オープンしたばかりの小さなカフェで 昼時になると、店の前にサンドイッチ、 と書かれた黒板がいつも出ているので 先日、寄ってみた。 お菓子の甘い匂いの漂う可愛い空間で おいしい深煎りコーヒーと、 とても丁寧に作られたトーストサンド。 こういうの…

パン職人の強み

俺らパン屋の強みは創造できること。 粉があれば自分の発想で、技術で、おいしいものが作れる。 そして、自分で値段がつけられること。 という言葉が印象に残った。 日本製粉、WELCOME!誌の取材で川口にあるデイジイへ。 倉田博和さんのお話を伺った。 創造…

NYベーグル専門店 B.ricci bagels and more

NYスタイルのベーグル専門店の記事をUPしました。 写真は5種類中、個人的に一番好きなポピーシード。 NYベーグル専門店 B.ricci bagels and more

「♪」となるサンドイッチ

黒パンのサンドイッチが好きです。 一般的に、まだあまり馴染みがないようなので 少しずつ、おいしさを伝えていこうと思っています。 as leafで、そんな黒パンを含む10数種のサンドイッチを 提案していました。 昨日はそれらを食べながらみっちりとミーティ…