2007-01-01から1年間の記事一覧

LE BIHAN 関東進出

東京にまたひとつ、おいしいパン屋さんが増えそうです。 大阪、神戸を中心に店舗展開するLE BIHAN(ルビアン)がこの秋、東京にお店を出すのです。 先日、清澄にある竣工したばかりの工場に見学に行ってきました。1913年フランス、ブルターニュで創業したパ…

パンのコーディネーターになろう!

新しい記事をUPしました。この秋スタートしたパンコーディネーター認定講座の速報です。 今は「パンのおいしさについて」というテーマで話をした先日の講演を振り返り、事前にさまざまな立場の方にインタビューしたことをまとめて、メルマガを執筆中です。 …

栗と無花果のリュスティック

プレーンなカンパーニュに栗や無花果を合わせるのがここのところ気にいっている。 栗は茹でたり渋皮煮にしたり、無花果はドライを煮たり、フレッシュを焼いたり。 好きなものから広がる創作は日々のタスクを超えて、遊びの世界へ。 昨晩は、最近OPENしたばか…

チョコレートケーキみたいなミニッツサンド

凍ったライ麦パン2枚。1枚はそのまま、もう1枚は冷凍のラズベリーとクリームチーズを載せてトースターで温めて、サンドイッチ。

チョコレートにぴったりのコーヒー

人生で一番コーヒーにこだわっていたのはたぶん、建築学科の教授の研究室でアルバイトをしていたときだ。その場で簡単なミルを使って、豆から挽いていた。美食家で、コーヒーが好きな先生だった。 昔からコーヒーがすきで、家でもよく淹れるのに自分ではさほ…

KIRIのルセットブックとパンを楽しむメニューコンテスト

お知らせが2つあります。 その1. KIRIのルセットブック第8回キリクリームチーズコンクール20作品のルセットブックができあがりました。切手700円で届けてもらえるそうです。詳細はアルカンのサイトでご覧ください。 今年のキリクリームチーズコンクールパン…

スペシャルな仕事案内と「島のパン屋」

シゴトシゴトといい続けているようなわたしに雑誌BRUTUSの「スペシャルな仕事案内」特集は興味深い。 掲載されている仕事(伝統工芸や森の番人など)へのエントリーシートがついていて編集部が企業や団体に渡してくれるという。 さらに面白かったのは「島の…

ブレッドジャーナリスト

わたしは最近まで、自分の仕事の肩書きが定まらないことを気にしていた。今でも時々、気になる。 「ブレッドジャーナリスト」という肩書きは大切な友達にもらった。彼なくしては今のわたしはいないと思う。 毎日書いているjournalには、ニュース的なことのほ…

ヴァンショーの香りのタルティーヌ

涼しくなってくると、アップルフィグシナモンをつくります。 紅玉はまだちょっと高価でしたがこれなしには始まらないので調達。オーガニックのドライフィグと赤ワインと。 うす曇の日曜日。家中をいい匂いにして、気分がのってきたので、秋のタルティーヌを…

GO SLOW ゆっくりとカフェ

土曜日はIIDのカフェで日本パンコーディネーター協会の取材の仕上げ。専任講師の稲垣さんにお話を伺いました。 ここのところ、IIDのことばかり書いているような気がします。IIDで働く人はいいな。窓の外が校庭というのも面白い。このカフェもすっかり気にい…

フェアリーケーキフェア、加賀棒茶の蒸しパン

ほうじ茶の香る蒸しパンは長旅のお供にいいかもしれません。東京駅のエキナカにもうじきOPENするいがらしろみさんのとってもラブリーなお店の記事を書きました。 フェアリーケーキフェア【東京】 大量につくる規格品ではなく、温かい家庭のおいしさをプロの…

パンのおいしさについて、語りました

日本パンコーディネーター協会設立記念講演でIIDへ。 ひっそりと、灯りもまばらな夜の校舎。クリエイターのオフィスと化している教室はなんだか遠い日の文化祭を思わせ、すっかりノスタルジックな気分に……。 ここのプレゼンテーションルームには映画館みたい…

わざわざ行きたい店ばかり!おいしい!かわいい!パン読本

マガジンハウスから発売中のanan(10月17日号)第2特集のタイトルです。「パン食人」Clevaさんとトレンド対談をさせていただきました。ananでかつて、こんなにパンを特集したことはあったでしょうか。充実の内容に、ちょっと感激しています。記事にしたお店も…

栗の渋皮煮とメッセージ

今年は良い栗が手に入る。もう二度ほど栗ごはんを炊いていて渋皮煮もどっさりつくった。昨年の今頃は、それどころではなかった。その前の年は、気候の関係で不作だった。 忙しい時に限って、わざわざ渋皮のアクをとるような仕事を自分に課してしまう。けれど…

パンのテイスティング分析

IIDでパンコーディネーター講座に出席。今日の講義で興味深かったのはテイスティング分析。 ワインのテイスティングは、色を見て、香りをかいで、味わう。コーヒーの場合は香りをかいで、すすって飲んで舌のどの位置で刺激を感じるかに留意する。そして、自…

グラスの中の東京タワー

夕食後にホテルのバーへ。 遠い国への旅をしなくなった頃からここに来るようになりました。いつも遠くを眺めて、その先の先を見つめているうちに気がつくと、もっと遠い、過去の旅のシーンを眺めています。 ……と、結構気持ちよく酔ってしまいました。こんな…

POCO21 パンのお楽しみ講座

生協の宅配パルシステム発行「2時間で読み解く、食卓の社会情報誌」POCO21のパン特集で、パンのおいしい食べかたを紹介しました。取材の話をすすめるうちにサンドイッチやタルティーヌ、いつもの簡単な一皿のレシピ制作、スタイリングもすることに。一仕事終…

高速で移動する一斤の食パン

地下鉄の車両のことを「高速で移動する一斤の食パン」と想像し、そこからトーストに思いを巡らすサラリーマンの話を読んだ。 散歩中、ヴィレッジバンガードで出合ったニコルソン・ベイカーの『中二階』という本。 レーズントーストにバターを塗るときバター…

DEAN&DELUCAのALMOND CREAM

いただきもののアーモンドクリーム。おなじようなクリームでも、ピーナツより軽い感じ。 香ばしく焼いたトーストにのせてクロワッサン・オザマンドのような味を発見。 白くふわりとした食パンを焼かずにこのクリームをたっぷりはさんでミミを落としたサンド…

ベーカリーカフェ Traditional Bread Polaris

三鷹に新しくOPENしたベーカリーカフェTraditional Bread Polarisの記事を書きました。Traditional Bread Polaris

キュウリの潔さ

昔、よく眺めていた料理の本で、イギリスのピクニックの写真にクレソンだけをはさんだサンドイッチがあって、とても綺麗だと思った。胡瓜もそう。1種類の野菜のサンドイッチは潔い。 自分でつくって食べようというときは欲が出て、チーズやハムなどついつい…

パンのおいしさとは何ですか?

IID(IKEJIRI INSTITUTE OF DESIGN)世田谷ものづくり学校でパンコーディネーター講座に出席。 休み時間や放課後、授業内容について語り合う。かつて学生時代、授業内容に関してこんなに熱く語ったことがあっただろうか……と思ったりして。 パンコーディネータ…

END OF SUMMER

「これは店長の今日のおすすめ。この辺りの人たち、今晩のおかずはみんなこれですよ」とすすめられてついつい買った極太のアスパラをじっくり焼いて食べたらおいしかった。その晩はひとりだったけれど、「この辺りの人たち」と一緒の晩ごはん。 END OF SUMME…

小さな山羊のチーズ

ブレッド&サーカスのブラックライという食パンはサンドイッチにとてもいいパンだと思います。 名前の通り真っ黒なので、卵でもアボカドでもハムでもチーズでも、色が映えて美しいサンドイッチになるからです。 どんなサンドイッチをつくろうと考えていると…

ブレッド&サーカスのお惣菜パンなど

イタリアンロールとあんぺいそしてクルミのパン。 ブレッド&サーカスに行くといつもずっしりと大きな、香りのいいパンや重さあるいは軽さ、きめなどを、絹にたとえたくなる大好きな食パン、どこの国から来たものか、珍しい焼き菓子たちに見とれてしまって、…

休日旅行

休みなく忙しかった夏も終わり、ようやく一休み。で、箱根へ。せっかくの休みなのにというより休みだからか気にいりのホテルの予約だけを入れてほかに何も計画をしなかったのでコルベールと映画を携えて泊まるところもシナモンデニッシュを買って犬と原っぱ…

カツサンド

銀座の好きな場所を時間をかけて歩いた後、お土産に買った梅林のカツサンド。カツサンドといえば、「まい泉」しか知らなかったのです。初めて買いました。 カツサンドはやはり、しんとした家よりも映画館や、遠くに行く列車の中など賑やかでワクワクする場所…

早朝から深夜まで

たまにぽっと時間ができた夜、気分転換でドライブがてら出かけるスターバックスは6時から2時まで。ここに来るといつも、家の近くのコーヒーショップももう少し閉店時間が遅かったらいいのに、と思います。 わたしはお酒をのむと、家に着く前にコーヒーを一杯…

伝える、伝わる、おいしさ

先日もまた「パンのおいしさ」についてパン職人さんたちと話をしていた。 いいパンをつくっても、おいしく食べてもらえなかったらしょうがない。おいしく食べてもらうために必要なコミュニケーションについてなど。 伝える、伝わるということは安心な気持ち…

Bread for Next Table~未来の食卓を創る~

日清製粉 創・食Clubからお知らせをいただきました。 「Bread for Next Table~未来の食卓を創る~」をテーマに健康、元気、癒しのある食卓のためのパンのレシピコンクールが開催されます。応募資格は料理、菓子、パンに携わるすべてのプロフェショナルの方…

甘唐辛子

伏見唐辛子という辛くない唐辛子をこのごろ料理によく使う。この夏はカフェやレストランでも何度かパスタに入っているのに出合ったので自分でもそんなふうにつくってみたり。甘唐辛子、とメニューにあったので調べるとどうやらわたしの使っている伏見唐辛子…

HIMAベーグル@モデルスタイルBBカフェと厚切りサンドイッチ

モデルでベーグル職人の水越日麻さんからお知らせをいただきました。 トラベルカフェ新宿サザンテラス店で18日11時から日麻さんのつくるベーグルプレート(with サラダ+ディップ2種)が限定販売されます。綺麗になれそうなメニュー! 青山の期間限定カフェで…

おすすめの秋パンは

マリアージュドゥファリーヌの須藤さんから、秋のフォカッチャを始めましたというお知らせをいただきました。先日発売された雑誌の「秋パン」コーナーでも登場したものです。雑誌の企画で季節のパンがお題のときはちょっとひやひやしてしまうのだけれど彼に…

IIDでパンコーディネーター講座

先日の日記にも書いたIID(IKEJIRI INSTITUTE OF DESIGN)世田谷ものづくり学校でスタートしたパンコーディネーター講座に、これからしばらく取材参加します。 学校の空気。久しぶり。でもここは廃校となった中学校の跡地再生プロジェクトとして、さまざまな分…

イギリスの伝統的なカップケーキを東京スタイルで。

菓子研究家いがらしろみさんと商空間プロデューサー杉浦幸さんのコラボレーションでこの10月、東京駅のエキナカ商業施設グランスタ内で新しいカフェ”フェアリーケーキフェア”がOPENします。 それに先駆けて神宮前のyaoで開かれたプレスパーティに行ってきま…

日本パンコーディネーター協会で講演

この10月、日本パンコーディネーター協会の設立記念講演でお話をさせていただくことになりました。 場所は協会のあるIID(IKEJIRI INSTITUTE OF DESIGN)世田谷ものづくり学校。基準というもののないパンのおいしさについて、4名が毎月それぞれの角度から語る…

カイルさんのマフィン

久しぶりにKyle's Good Findsのマフィンを朝食に。ブルーベリーとブラン。カイルさんのことを記事に書いたのはいつだったっけ?と思ったら、6年も前だった。 6年前の記事Kyle's Good Findsのアメリカの味 ベーグルとクイックブレッド

フラウと昨日の夢と

FRaU10月号で”女性とカフェのいい関係”についてランチスポット(首都圏)ガイドの菜々山さんと対談させていただきました。 * ところでメールマガジン編集後記に書いた小説の一節。「昨日の夢はいい夢。かなわなかったけれどいい想い出」いま、「昨日の夢」で…

ホームパーティレッスンイベント

ミセスAll About主催、野村不動産「プラウド」 マンションギャラリーで行われたイベント「こだわりミセスのホームパーティレッスン」にお邪魔してきました。 ホームメイドクッキングガイドの黒田さんからおもてなしの極意、ワインガイドの橋本さんからワイン…

三鷹にベーカリーカフェオープン

三鷹においしいパン屋さんがOPENしました。Polaris、この夏、設計施工に携わったお店です。シェフディレクターはムッシュイワンの小倉さん。 伝統的な製法で焼かれるバゲットなど、生地が美味しいので、久しぶりに+nothingで「それだけ」を堪能してしまった…

ブドウパンとクリームチーズ

前回の日記に載せたチーズ入りでないほうのブドウパンにクリームチーズをあわせてみました。 このブドウパン、大好きです。オーガニックレーズンをラム酒に漬けずに使うそうですがレーズンじたい甘く、生地がしっとりと美味しいパンです。ごく普通のブドウパ…

ベッカライW+haus

町田にあるベッカライW+haus取材へ。 朝までの雨で、激流となった多摩川の土手の上のほうに、ボートが引き上げられて並んでいるのが、電車から見えた。台風一過、店につくころにはすっかり良いお天気に。 渡邉さんご自身が設計された店はあかるくて、心地い…

嵐の夜のバゲット

激しい雨のなかを帰ってきた紙袋のなかのバゲットは湿気を含み始めていたのにクープが切り立って素晴らしい様子でそれはまるで泣きたくなりながらも背筋をすっと伸ばして頑張るひとのようで心を動かされたそんなバゲットはそのまま+nothingで何もつけずに

パンの美味しい食べかた

このごろ、パンの美味しい食べかたについていろいろな方から聞かれる。保存のしかたや温めかたの良し悪し、パンに合わせる油脂類についてなど。 「これはこうだ」と言い切れたらよいのだけれど店によって、配合も製法も多種多様のパンは保存も焼き戻しもそれ…

パンサラダ簡易版

休みではないけれど、心休まる日曜日。冷蔵庫には昨晩のパスタソース。 冷凍庫にはバゲットの端が残っていたので、パスタに添えて「休日のための田舎パンサラダ」簡易版をつくる。松の実をそのまま一緒に炒ってしまうのもそれはそれで、香ばしくて良いもので…

オーバーナイト、宵越しのソース

先日、パン職人さんにこんな話をうかがった。 思うようなパンをつくれるようになるには配合や製法に頼りすぎないでその味にするためにはどうしたらよいか自分で考えてみること。味から逆算して、繰り返しつくってみること。わたしはそれをスパゲティアマトリ…

ネクタリンのシロップ

八百屋さんで安く買ったネクタリンが硬かった。噛むとカリ、と音がするくらいで、味気もなかった。 グラニュー糖をかけて、白ワインを足してさっと煮る。朝食のsomething goodのできあがりです。

「TOKYO★1週間」"有名人のLOVEパン"と季節のパンの話

発売中の情報誌「TOKYO★1週間」でパン特集のお手伝いをさせていただきました。 芸能人の好きなパン特集です。 *早春と初秋は「春パン」「秋パン」について掲載を希望する雑誌が多い。取材はその数週間前、冬と夏のさかりの頃「春のパン」「秋のパン」につい…

エル・ア・ターブル・オンライン「おもたせスウィーツ」

おもたせ。最近メディアで手土産を意味する言葉として市民権を得ている。 わたしは、この言葉を目にすると、なにか不思議な気分になる。鏡の向こう、あべこべの世界で途方にくれているような。いつも言葉に翻弄されてしまう。 カタいことをいうのはよそう。…

和顔の白パン

和歌山のパンのアトリエ”風の杜”から届いためずらしい、いろいろなペイザンには、10種類のフルーツと4種類のナッツが贅沢に使われていた。賑やかな味がするので、パーティによさそうに思う。もちろん、おいしいチーズを添えて。 やわらかいパンが主流の地域…