ベストパン★ランキング

All About恒例ベストパン★2009に投票してくださった皆さま ありがとうございました。 思いかえせば、8年ほど前。 All Aboutの読者はどんなパン屋さんが好きなのかな?という 個人的興味で、このベストパンという企画を思いつきました。 毎年、読者の皆さまか…

スコーンとガトーショコラ

紅茶にスコーン、 コーヒーにガトーショコラ。 今日は一日中、お茶の時間に なってしまいそうだ。 パン屋さんのお菓子は ざっくりと素朴なところがいい。 その、日常の感じも。 これから書く、今年最後のお取り寄せ記事に、 このお菓子を載せます。

ノリエット 永井紀之シェフインタビュー

食のセンスある方々のパンの愉しみについてインタビューする 『わたしの素敵なパン時間』vol.15 は、ノリエットの永井紀之さん。 下高井戸の隠れ家のようなフランス料理店、 ビストロ、ル プティ リュタンで午後にお話を伺う予定だったので、 早めに行って、…

冬のパン

あちこちで、門のところの置かれたジャック・オ・ランタンの 飾りを目にする頃になると、犬のマフィンのことを想う。 下のほうに白目の三日月ができるキラクリの目や、黒くてつめたい鼻や まっしろな頬髭のことも、ひなたのような匂いも、 別れてからもう、3…

ほんとうの味は安定しない

「食材は、小麦粉も、肉も、野菜も、人工的に合成されたものではないので、 安定せず、味がぶれるのはあたりまえなんですよね」 それを選びとり、技術を持って工夫し、美味しくするのが料理人であり、パン職人、 それぞれのプロフェッショナルだと、西川隆博…

薪窯の匂い

薪をくべて石窯で焼かれたパンが届きました。 ひとつひとつ包みをあけて、取り出していたら こうばしい匂いがたち、家のなかを満たしました。 また、よいパンを焼くひとに出会いました。 このご縁に感謝して、記事を書きます。

2009パングランプリ東京

東京の6つのパン組合(東京都パン商工組合、東京パン連盟工業協同組合、 東京都学校給食パン協同組合、東京青雲会、全日本丸十パン商工業協同組合、 リテイルベーカリー協同組合)が10月2日、初のパンのコンテストを開催しました。 クリームパン部門、ハムと…

CALVA,PLACE EMIRS

かつて大船にあった洋菓子店、エミール。 この夏、世代交代で、パン職人と菓子職人の兄弟によって ブーランジュリー&パティスリー カルヴァとして新しく 生まれ変わりました。 1Fはパンとお菓子の売り場と、パン工房、 2Fは菓子工房、3Fは兄弟の仲間の料…

L'ATELIER DE SHIMA

麹町のラトリエ・ド・シマで 島田進さんにインタビュー。 ゆっくりと言葉を選びながら、静かに語る島田さん。 話を伺っているうちに、慌しい日々のことを忘れてしまった。 ケーキに添えられたポルボロン(Polvorones)は スペインの修道院に由来を持つお菓子…

もっと、楽しもう

今年のMOBAC SHOWのとき、日清製粉で配布された 『パンを全身たのしもう』のパンフレットが好評のようです。 お客さんに食事パンの楽しみを知ってもらうために 店頭で配布しているパン屋さんから、つい最近も 「とても役にたっています」と言われて、あらた…

丸の内ブリックスクエア

昨日は暴風雨の中、丸ビルから丸の内仲通りを走ってしまいました。 地下の抜け道があったのに……! 9月3日にオープンする丸の内の新名所、ブリックスクエアの内覧会で 招待いただいていたエシレバター専門店、エシレ・メゾン デュ ブールと 博多一風堂Marunou…

パン職人の強み

俺らパン屋の強みは創造できること。 粉があれば自分の発想で、技術で、おいしいものが作れる。 そして、自分で値段がつけられること。 という言葉が印象に残った。 日本製粉、WELCOME!誌の取材で川口にあるデイジイへ。 倉田博和さんのお話を伺った。 創造…

「♪」となるサンドイッチ

黒パンのサンドイッチが好きです。 一般的に、まだあまり馴染みがないようなので 少しずつ、おいしさを伝えていこうと思っています。 as leafで、そんな黒パンを含む10数種のサンドイッチを 提案していました。 昨日はそれらを食べながらみっちりとミーティ…

嵐とZopf

竜巻注意報に台風に、なんだかすごい天気予報だった昨日は 千葉のZopf(ツオップ)に、『私の素敵なパン時間』取材でした。 伊原さんのプライベートのパンの愉しみをインタビューしました。 建築現場用のウインドブレーカーを羽織って予定より早く 家を出ま…

7月のラストスパート

昨日はもうひとつ、小さなベーグル工房を取材し、 迎えてくれた姉妹の話に耳を傾けたのでした。 眩しい地上と薄暗い地下鉄のup&downを繰り返して たくさん取材し、いつもの200%活動的に過ごしたからか、 ベーグルにこめられた「あなたのNYを思い出してね」…

a Souvenir Recipe

蒸し鶏とペパーミントを千切って、 砕いた素焼きのピーナッツを散らす。 数日前、シンガポールかどこか東南アジアの国から戻ったばかりの 木村さんが、目の前でつくってくれた一皿に、熱帯の国を想った。 その国の空気感、みたいなもの。 こういうのをわたし…

ニューヨークベーグル

その昔、今から何十年も前に、男たちがパリに行って ニッポンにフランスパンを持ち帰ったみたいに ここ十年は、女たちがニューヨークに行って ベーグルを持ち帰ってきている。 なぜ男より、女なんだろう。 いつも考える。そして、それにしても、 ニッポン人…

KornBordとAquavit

市ヶ谷のKornBordへ取材に行きました。 始まりは、ライ麦パンの中でもズシリと重量級、 黒パンの中でも最も色の濃いプンパニッケルに 興味を持ったことから。 そのパンをドイツから輸入している村田さんに ランチをいただきながら、お話を伺ったのでした。 K…

ジンジャーのパンなど

アドバイザーを務めているas leafで 菓子パンのメニュー提案をしています。 いいなと思うテイストが、少しでも取り入れられたら うれしい。それが形になっていくのを、 考え込んだり喜んだりしながら見守っています。 テストキッチンで、パンは甘くても言葉…

ものづくりをする人の想い

昨日のチーズは マスカルポーネ チーニョ サンマルセラン アフィネ オーガニック コンテ ド モンターニュ 12ヶ月以上熟成 マンステール それらをプンパニッケルと合わせました。 チーズでもワインでもパンでも つくっている人が好きなのね。 想いを持ってつ…

フェルミエの緑

『私の素敵なパン時間』インタビューもようやく10人目に。 今回お話を伺ったのは、フェルミエの本間るみ子さん。 神谷町から愛宕山の薄暗い階段をのぼると、空気が変わります。 濡れた緑の匂いにすっぽりと包まれてしまい、突然しんと静まり 人の気配がなく…

食パンがおいしいお店

オープンしてまもないパン屋さんを取材しました。 角食パンがおいしいお店は貴重です。 食パンでなければバゲットでもカンパーニュでもいいのだけれど、 無地のパンのおいしさについて、ずっと考えています。 素材や食感が、形や色が、香りや味が、 ことさら…

ビゴの店、藤森さんインタビュー

4月の鎧塚さん に続いて、5月は藤森二郎さんにインタビュー。 鷺沼のビゴの店で、パンの愉しみについてお話を伺いました。 ビゴの店の二階は広々としたカフェになっています。 フランスのおいしいものの本が閲覧できる場所でもあります。 ほの甘いシャテーヌ…

パン職人の仕事、バリスタの仕事

先日神宮前にオープンしたばかりの「パンとエスプレッソと」の取材。 パン職人の仕事、バリスタの仕事に気持ちが向かっていく。 プロだから、おいしいのはあたりまえ、と思っている。 おいしさの向こう側にどんなひとがいて、どんなふうに ものづくりをして…

朝の駅で

as leafの朝食用のパンが、ほぼ完成しました。 毎週、テストキッチンで +something good -something no good を繰り返していました。 初夏の頃までには店頭に並ぶ予定です。 オフィスのデスクで、それとも公園のベンチで。 駅で買う朝食が、ちょっと楽しくな…

とびっきりおいしいパンを食べよう!

エル・ア・ターブル誌5月号のパン特集に取材協力しました。 表紙に大きく「いま食べたい!最新のパン」 と思ったら、「パン」ではなくて「パリ」でした。 パンは第2特集。「とびっきりおいしいパンを食べよう!」 職人さんにきちっとスポットがあたっていて …

鎧塚俊彦さんインタビュー

ミッドタウンのToshi Yoroizukaで 鎧塚俊彦さんにインタビュー。 パンの愉しみかた、パンに関わる印象的な出来事や、 幸せな記憶について聞き書きする企画で、 これでようやく8人目になりました。 彼らの言葉を文章にするときには、無心になります。 無心と…

BEIGE ALAN DUCASSE TOKYO

ベージュ東京にて、アラン・デュカス エンタープライズ日本代表の ファブリス・ルノーさんのパンの愉しみをインタビュー。 日清経営技術センターの情報誌と創・食Clubのサイトでの連載 『わたしの素敵なパン時間』のための取材です。 今週末には冬の間クロー…

パン屋 麦兵衛

東匠で施工した小手指のパン屋さん 麦兵衛を取材。 東匠で手がけるお店を、最初から知っていることは あまりなく、設計や施工の段階で情報を入手していくうちに、 これはぜひ職人さんにお話をうかがわなくては、などと思い、 取材させていただきます。 店名…

桃の花、おぼろ月の夜

お花見というのは、桜に限ったことではないな、と思います。 桃を眺めながらの食事もなかなか。 テストキッチンで、新しいプレーンなパンを目の前に それに合わせる「なにかいいもの」を考えていました。 家のキッチンで、自分や家族が食べるものをつくるの…

クロワッサンPremium

パン特集の仕事に携わった クロワッサンPremium誌、発売中です。 料理研究家の松田美智子さんと フランス菓子・料理研究家の大森由紀子さんと 60種類くらいのバゲットやカンパーニュや クロワッサンやベーグルをテイスティングして、 個人的に一番楽しかった…

トレンドを語る

パンにトレンドなんて、ないのがいいと思うんです。 なんて、雑誌の人たちを困らせてしまって、いつも 後から反省している。 パン屋さんの気持ち、とか、自分の好き、とか心地いい、 を優先して、求められている役割を時々置いてきぼりに してしまう。 編集…

楽しかったパン対談

春はなぜか雑誌のパン特集が多い季節。 数えてみれば知っているだけでも今年はもう6冊。 もう、パンをブームとはどうか、言わないでください。 今日は「食楽」誌の仕事で、TVチャンピオン全国パン通選手権 二連覇の女王、内匠久子さんと、もとオパトカの店長…

かさなるオカズ

ショウガ焼きだの、そら豆とジャガイモだの 日々のパン手帖に記されていた、小さな オカズたちが、彩りゆたかにかさなって デビューの日を待ちわびている。 キッチンテーブルのまわりに集まって 何度も確認したりダメだしする日々。

新しいパンと新しいサンドイッチ

アドバイザーとして関わっているas leafで 年明けから取り組んでいた新メニューは なかなか面白いものが出来上がってきました。 この日は24品ほど試食 プロジェクトチームには大きく分けてパンの担当と 素材や料理の担当がいて、わたしはその中間あたり Brea…

日曜の散歩の後で

冬は太陽の位置が低いからか、晴れた朝は窓からの日差しが強い。 朝食のテーブルがくっきりとした陰影で浮かびあがる。 日曜はパンを持って犬たちと川べりを歩いた。 先日のメールマガジンに書いたような 梅と鶯(それともメジロ)にも出合う。 外にもあざや…

パン60個とお味噌汁の関係?

雑誌のパン特集の仕事に携わっています。 今回はパン屋さんを決めるところから始まって お取り寄せの手配や撮影ディレクション、 試食と対談など、あれこれお手伝いに参加しています。 普段は自給自足。たいていは自分ひとりでしなくては ならないことを、雑…

シニフィアン・シニフィエ、志賀さんのインタビュー

昨年思いたって、スタートさせた仕事、 食のセンスある人たちに、パンの愉しみやパンに関わる印象的な 出来事や、幸せな記憶について聞き書きするインタビューも 6人目になりました。 大森由紀子さん、淺野正己さん、パトリス・ジュリアンさん、 ジョゼフ・…

我喜歡的設計

『新しい住まいの設計』誌の 我喜歡的設計(ウォ・シー・ホワン・ダ・シァ・ジー) 「私の好きなデザイン!」というコーナーに 我が家の脚立が載りました。 取材のとき、昔の話をしました。 昔、小さな雑貨店を営んでいたときのこと。 お店でラジオを聴きな…

雨の日の取材と象の鼻

昨日は遠方まで取材というのに つめたい雨模様でした。 そんなとき、本気で専用車が欲しくなります。 パンを適切な状態で持ち帰れるし、車内はきっと 温かく、パンのいい香りで満ち満ちて。 でも雨の日の取材にもいいことがあります。 いつもよりほんのちょ…

冬のパンのお取り寄せ

我が家の冬のテーブルは、これからしばらくの間、 おいしいパンで賑やかになる。 平穏な日々に感謝して、ひとつひとつ大切に温めよう。 * お取り寄せ企画のためのパンの撮影が終わりました。 この連休は、思わず笑みがこぼれるようなおいしいパンが たくさん…

テストキッチンにて

テストキッチンに行くと いろいろなタルティーヌ いろいろなサンドイッチを チームの人たちがつくってくださっていた。 原点にあるのは、自分で材料を調達してきて 自分と、大切な人のことを想いながら作った スローでクイックで小さな料理。 そこには、小さ…

Art de Pain

新横浜のタカシマヤフードメゾンにこの春オープンした Art de Pain(アール・ドゥ・パン)に、アルザスから 来日中のMOF(フランス国家最優秀職人)ドルフェールさん を取材しました。 Art de Painは親子でMOFの称号を持つジョゼフドルフェール さんと息子の…

Interviews at CUPIDO!

食のセンスある人たちのパンの愉しみかた、 パンに関わる印象的な出来事や、幸せな記憶について 聞き書きするインタビューの3回目。 7月の大森由紀子さん、8月の淺野正己さんに続いて、 9月はパトリス・ジュリアンさんにお話を伺いました。 場所は奥沢のCUPI…

王様のブランチに出演

TBSの王様のブランチに出演しました。 田端のアズリーフのパンのご紹介です。 TVは一瞬のうちに、ものすごくたくさんの人に「伝える」けれど 「自分が伝えたいことをきちんと伝える」のは結構難しいものだなぁ と思います。 カメラが回っていないときはリラ…

学びの日々

最近、パンのことに関わらず、毎日勉強モードです。 何の試験を受けるのでもなく、興味あることを知る愉しみ。 これらはいつか、someting goodとなる予感がします。 出会った人たちからは、テーマとは別のことを気づかされる。 毎日、わたしはなんだか恥ずか…

デリ棚、彩りゆたかに充実。

「食品」ではなく「食事」を売る店をつくろう という、as Leafのストーリーが誕生したころ 店内に積み上げる夢があったのです。 デリカテッセンのお惣菜、パンに合わせる 「なにかいいもの」を。 思い描いていたものにはまだ遠いですが、 今朝訪れると少しず…

Passage a niveauとSUR MESURE

6日に書いたPassage a niveau(パサージュ ア ニヴォ)を取材しました。 パン屋さんの取材ではいつも、おすすめのパンについて聞くより 職人さんのすきなパンとその食べかたを聞くことにしています。 バゲットのサンドイッチにいいバターを教えてもらったので…

淺野正己さんインタビュー

あのひとは普段、どんなパンをどんなふうに食べているのだろう? 食のセンスある人たちの日常のパンを切りとる企画 前回の大森由紀子さんに続き、ベーカリーやレストランのプロデューサーとして活躍されている淺野正己さんにお話をうかがいました。 インタビ…

パトリスさんと対談

パトリス・ジュリアンさんと対談 という仕事がありました。夢のよう。 この仕事を始めたばかりの頃のこと、 今はなきC.F.A.ラ・ブランジュリのこと など、懐かしく思い出します。 彼の本はわたしにとっていつも、仕事をする上での そしてart de vivreの教科…